初めてのおつかい【5】 ページ38
泉side
｢ただいま！｣
｢零おかえり！買えた？｣
良かった…怪我とかもして無くて…でも、凛月に元気が無いような…？
｢買えたぞい。司がすっごく頑張ってたくさん荷物を持ってくれたぞい！｣
｢そっか〜。零も司もありがとね。凛月、とりあえずお家入ろう｣
｢…うん…｣
｢どうしたの？凛月。お買い物嫌だった？｣
｢そうじゃない｣
｢零、何か知ってる？｣
｢わからないぞい。本人に聞いたらどうじゃ｣
あー、これ絶対何か有ったやつだ。
｢凛月、お買い物ありがとね｣
｢うん｣
｢どうしたの？眠い？｣
｢違う｣
｢零お兄ちゃんがやなんだって。零お兄ちゃんが言ってたよ｣
と、司が言った。
これ、零と凛月が喧嘩したんだ…
｢凛月、そうなの？違うの？零に嫌なこと言った？零はどうなの？凛月に嫌なこと言った？｣
｢凛月にバカって言われたんじゃ！｣
｢お兄ちゃんも言ったもん〜！｣
｢零、バカって言った？言ってない？｣
｢…言っちゃった…｣
｢じゃあ2人で一緒にごめんねして｣
｢嫌じゃ、我輩は言わないぞい！｣
｢じゃありっちゃんも言わない！｣
｢そしたらどっちも嫌な思いしたままだけど、それでも大丈夫？大丈夫なら謝らなくて良いと思うけどな｣
王さま、いつの間に出てきてたんだ。さっきまで部屋に居たのに
｢ねぇ、どっちにするの？謝る？謝らない？｣
｢謝る…｣
｢我輩は謝りたくない｣
はい、出ました。零の頑固モード。
｢レイ、何で謝りたくないの？理由有るだろ？｣
｢だって零、悪い事して無いもん。おつかい頑張らなきゃって我輩思ったのに凛月がわがままばっかり言うから…！｣
俺が｢それでも謝らないとダメだよ｣と言いかけたとき、王さまが止めた。
｢そっかそっか。嫌だったな。でもさ、バカって言うのは良くなかったんじゃないか？多分それで怒ってるんだと思うけどな｣
｢はぁい…ごめんなさい｣
え、王さま凄いんだけど。あの言語センス最低な王さまはどこに行ったの!?
｢ほら凛月もごめんなさいして｣
｢はぁい。お兄ちゃんごめんね｣
｢凛月！良いのじゃぞ！｣
｢司もおいで。おつかいありがと｣
そう言って司の頭をわしゃわしゃと撫でる。さっきまで零と凛月に掛り切りであまりありがとうとか言えてなかったからね
｢今日のご飯は、零たちが買ってきてくれたトマトとかパスタでトマトパスタにするね｣
そう言うと、うちのトマト大好きっ子たち(零と凛月。司はだいたい何でも好き)は｢やったぁ！｣と大喜びした
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ゆっきー(プロフ) - Whitemoonさん» 初めまして。リクエストありがとうございます。今、これの続編を作っているので、そちらでも大丈夫でしょうか？ (2017年9月10日 6時) (
レス) id: 40fbdd70d9 (このIDを非表示/違反報告)
Whitemoon - 初めまして、リクエストをしてもよろしいでしょうか？泉が風邪をひいてしまって子供達3人が看病を頑張るというのをお願いしても大丈夫ですか？ (2017年9月8日 21時) (レス) id: 42103c58c4 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ゆっきーさん» 全然大丈夫です！楽しみにしてますね♪ (2017年8月20日 16時) (レス) id: 984da8bb70 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - ヒヨコさん» リクエストありがとうございます！3人一緒で初めてのお使いでも大丈夫ですか？ (2017年8月20日 15時) (レス) id: 40fbdd70d9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 子供の中の誰でもいいんですが、初めてのお使い？のお話を書いていただけませんか？はじめてのお使い番組に泉が呼ばれて、みたいな！ (2017年8月20日 14時) (レス) id: 984da8bb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/Yuki_write
作成日時：2017年5月22日 20時
