初めてのおつかい【1】 ページ34
泉side
保育園のお盆休みなので子どもたちを連れてスタジオに。テレビ撮影とかの仕事だと知り合いとか親戚に預けるけど、今回は普通のスタジオでのレッスンだから連れて来た。前に連れてこないでなずにゃんに預かっててもらった時、ナルくんの機嫌が悪かったし、零も凛月も司も、静かにしなきゃいけない場所では静かに出来る子だから連れて来た。
｢泉ちゃん、王様！聞いてちょうだい！｣
｢え、何？Knightsに仕事？｣
｢うーん、ちょっと違うわね。正確には泉ちゃんと王様に依頼よ｣
｢はぁ？なんでナルくんが知ってるの｣
｢まぁまぁ、そんなに怒らないでちょうだい。泉ちゃんたち、零ちゃんと凛月ちゃんが起きなくてちょっと遅れたでしょ？｣
う…それを言われると言い返せないんだけどぉ
｢まぁね。その件はごめん｣
｢いいのよ、そういうのは！子どものことなんだし、しょうがないじゃない？泉ちゃんさ、子どもたちにお使いって行かせたこと有る？｣
俺と王様への仕事で何で子どもたちのお使いが出てくるんだろう…全然話の流れが掴めない
｢無いけど…それがどうしたの？｣
｢良かったわァ。実はね、泉ちゃんたちの子どもたちの初めてのお使いを撮りたいって依頼がきたのよ。それでアタシが泉ちゃんに相談したって訳よ。どう？｣
あぁ、あの番組か。子どもにお使いを頼んで買ってきてもらうっていう。よく見てるんだよね、あの番組。
｢うーん…ねぇ、零、凛月、司。ちょっとこっち来て｣
｢なぁに？あ、ナルお姉ちゃんのお菓子!?｣
｢ふふっ。凛月ちゃん、お菓子持ってきたから後でみんなで食べましょ！｣
｢やったー！｣
零と司も、｢お菓子！｣と言いながら来た
｢泉ちゃん、零ちゃんたちってアレルギーとかは平気だったかしら？｣
ナルくん、ただお菓子くれるだけじゃなくて、親の俺にちゃんとアレルギーが大丈夫か確認してくれるんだよね
｢平気だよ。わざわざありがとね。｣
｢え、何？ナルのお菓子!?おれも食べたい！｣
｢あらあら、王さまも食べたいの？良いけど、インスピレーションは平気なの？｣
｢平気！っていうか糖分不足でインスピレーションが足りない！｣
｢あんまり食べすぎないようにしてちょうだいね。泉ちゃんが怒るわァ｣
｢うっさい。別に誰彼構わず怒ってるわけじゃないでしょぉ？｣
｢そうだったかしら？ごめんなさいねェ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆっきー(プロフ) - Whitemoonさん» 初めまして。リクエストありがとうございます。今、これの続編を作っているので、そちらでも大丈夫でしょうか？ (2017年9月10日 6時) (
レス) id: 40fbdd70d9 (このIDを非表示/違反報告)
Whitemoon - 初めまして、リクエストをしてもよろしいでしょうか？泉が風邪をひいてしまって子供達3人が看病を頑張るというのをお願いしても大丈夫ですか？ (2017年9月8日 21時) (レス) id: 42103c58c4 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - ゆっきーさん» 全然大丈夫です！楽しみにしてますね♪ (2017年8月20日 16時) (レス) id: 984da8bb70 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - ヒヨコさん» リクエストありがとうございます！3人一緒で初めてのお使いでも大丈夫ですか？ (2017年8月20日 15時) (レス) id: 40fbdd70d9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 子供の中の誰でもいいんですが、初めてのお使い？のお話を書いていただけませんか？はじめてのお使い番組に泉が呼ばれて、みたいな！ (2017年8月20日 14時) (レス) id: 984da8bb70 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆっきー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/Yuki_write
作成日時：2017年5月22日 20時
