無花果様の猫【ヒプマイ】 (ページ5)

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4匹目ページ5

ミルクside

「ほら、ノアが困ってるじゃない」

「いいのよ、ショコラ」

「でも、「でもじゃない」

ショコラは少し過保護すぎるのよ
大丈夫。ノアならしっかり受け止めてくれるから

『どうしてそれを私に、？』

「特に理由はないわよ。ただ、ここに住む以上一応教えておこうかなって。それだけだから」

『そうですか……』

ダメね、私ったら。強く言いすぎちゃった
こんな言い方じゃ、嫌われちゃうかも
肝心なところでショコラは奥手だから……

私がしっかりしないと！

「さ。この話はもうおしまい。自由にしていいわよ」

『はい』

今日の会議はこれでおしまい。雰囲気が重くなってしまった
私のせいね
言わなければ良かったかしら？

いいえ、私の判断は間違ってない。そう信じたいわ
ノアはあの子の生まれ変わりかもしれないのだから、

＊＊＊

ノアside

ミルクさんはどう考えて私に言ったのだろう
怒ってるの？悲しんでるの？

わかんないよ

私は相手の感情を読むことができない
だから、私は＿＿
……このことは後回しにしよう

きっと、後からわかるようになると思う！
そう思い、横になった

猫になってから、寝て、食べて、寝ての繰り返しなんだけど、もうそろそろ太るかな？
太るよね？？
嫌だなぁ