1匹目 ページ2
ノアside
気づいたら猫になってた
『にゃー、にゃー(訳お腹すいた。)』
わっ!しゃべる時は自動的に、にゃーになるみたい
「……っ!こんなところに猫が」
何か、ミ◯ーちゃん級のリボンつけた女の人が
じーっ
「………お前、うちにくるか?」
え、まじか
どうせなら外より中の方がいいし
答えはもちろんYESだよね!
『にゃっ!(訳行く!)』
それだけじゃ通じないから、お姉さんにくっつく
「そうか」
少し顔を綻ばせて、お姉さんは家に猫が2匹いることを教えてくれた
1匹目は茶色のショコラで、2匹目は白のミルクだって
そして
「お前の名前は……ノアだ」
名前もつけてくれた
2人……2匹は食べ物なのに、なんで私ノアなんだろう?
見た目はいかつい感じだったけど、案外可愛い人なのかもしれない
リボンつけてるし、猫に話しかけてるしね!
・
・
・
高そうなマンションに着いた。
見た目いかついと思ってたけど、やっぱり金持ちか。
そういえばさっきから女の人しかすれ違わない。
気のせいかな?
そして、すれ違うたびにこちらをチラチラと見てくる。
「はぁ、猫を移動させるためのバック必要だな。この見た目で持っていると目立つ」
うん、そうだね。それは私も思う。
でも、ギャップ萌えで可愛いけどなぁ。
………マンションに猫って入れていいもんなの?
こんなに堂々とエレベーターに入れちゃって。
いいのか、金持ちだし。
だってほら、金持ちってよくペットとか飼ってるじゃん?
あの高いやつ。
…………お金持ちだと思っていたけど、まさか最上階とは。
「ようこそ。我が家へ」
そう言って家に入れてくれた。
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しゅがーしゅがー。 | 作成日時:2021年12月27日 21時