第67夜 ページ36
家から追い出されたと思ったらビアンキから電話が掛かってきた。
ﾋﾞｱﾝｷ「家に帰ってベルフェゴールに伝えるのよ。いい知らせを待っているわ。」
そう言って一方的に通話を切られた。
いい知らせってなんだよ。
ビアンキの言葉にイラつきながらもとりあえず家に帰ることにする。
さてどうしたものか。
確かにこれはいずれ伝えないといけないことだろう。
確かに早い方がいいだろう。
僕はいつ死ぬか分からない職業についているのだ。
京子たちが急かすのも分かるのだが…。
今が言うべき"時"なのだろうか。
いざ言うとなると流石の僕でも不安になってくる。
本当にベルの妻になってもいいのだろうか？
僕はベルの妻になる資格があるのだろうか？
ベルにはもっといい人がいるのではないだろうか？
考えたらきりがないほどに不安になってくる。
家に代えるとベルは家にいるらしい。靴がある。
屍「ただいまですー。」
リビングの扉を開けるとベルがコーヒー飲みながら話しかけてくる。
ﾍﾞﾙ「しししっ。お帰り。もう終わったのか？女子会。」
屍「終わったとも言えるし終わってないとも言えますねー。」
それを言うと少し疑ったかおで
ﾍﾞﾙ「それで帰ってきていいのか？」
屍「だって追い返されたんだから仕方がないでしょー。」
ﾍﾞﾙ「なにやったの？お前。」
なんですかー。それー。僕がどうせ何かやったみたいな言い方。
屍「心当たりはバリバリありますけどー。
どーしよっかなー。言おうかなー。言わないどこうかなー。」
ﾍﾞﾙ「なに？言えよ。そこまで言うと気になるだろうが。」
ほーほー。ならお望み通り言ってあげましょー。
屍「僕､お腹の中に赤ちゃんがいるって言ったんですよー。」
ﾍﾞﾙ「へー。おめでたなのかー。」
そう言ってベルがコーヒーを口に含んだ瞬間吐き出し
ﾍﾞﾙ「おい､屍。誰がおめでただって？」
屍「僕。」
ﾍﾞﾙ「ま、マジかよ…。誰と誰の子ども…？」
屍「もちろん僕とセンパイの子どもに決まってるじゃないですかー。
だからもう僕から言っちゃいますよー。僕と結婚してくださいー。」
ﾍﾞﾙ「俺が明日言うはずの言葉取りやがって！このクソ蛙！」
そう言ってベルは屍の蛙の被り物にナイフをさす。
屍「別に明日言わなくてもいいじゃないですかー。」
ﾍﾞﾙ「何でだよっ！カレンダー見てみろ！クソ蛙！」
ベルにナイフを刺されながらカレンダーを見る。
屍「！！」
明日は僕の誕生日だった。
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ベル大好き瑠威ちゃん！ - 黒猫さん！ミリアさん！ありがとうございます！これからもこの作品応援をよろしくお願いします！ (2017年8月11日 11時) (
レス) id: f5e7780e3a (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - とっても面白いです！！続き楽しみにしてますー！ (2017年8月8日 17時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 続きがすごく気になります今後の展開が楽しみですもし他の作品を作る予定ならリボーンの世界にトリップか転生したアニメKか銀魂の銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけ更新頑張ってください応援してます。 (2017年8月8日 16時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フ瑠ラン | 作成日時：2017年8月8日 8時
