拾ったのは動物のはずだった…

12話 ページ14

貴方「あの、、その、、、」


冨岡「…俺は、嫌われていない」


善逸「Aちゃんのやわらかいふわふわさらさらのほっぺを奪って時点で嫌われるわ！！」


炭治郎「善逸！！そんなに言ってはダメだ！！Aのほっぺを奪ったことは許せないけど！！」









現在。朝食後。

あのほっぺちゅー事件の後は、3人でリビングへと戻り、そこまでは大人しくしていた善逸がいきなり騒ぎ出して

ほっぺちゅーのことをみんなにばらしてしまった。

そして、冨岡義勇を許すかどうかの会議みたいなのが始まり現在に至る。









宇髄「派手に有罪だな！」


善逸「ですよね！？ もう俺はこの人許しちゃいけないと思うんだよね！！」


伊之助「よく分かんねぇ…」









隣に座る伊之助がぽつりと呟く

私も同感です。

私のほっぺが奪われたどうこうでこんなことに発展するなんて、、ほっぺって大事なものなのかな、？

伊之助の言葉で全員が伊之助の方へ目を向ける。









伊之助「なんかモヤモヤするのはわかる。……だから、そんなに許せねぇなら、」









伊之助は、そこまで言うと私の肩を引き寄せて、頬へﾁｭｯ とリップ音を響かせながら口付けを落とした









貴方「……え！？」


伊之助「同じように奪えばいいだろ」













そこまで言うと伊之助は私から離れて、高笑いしながら
「てめぇらそんなことも思いつかねぇのか！！弱味噌だな！！」
なんて言いながら部屋を走り回る。

そして、他の人達はじっと私の方を見て、なにか思うような顔をしている。

嫌な予感しか…しない。

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