拾ったのは動物のはずだった…

1話 ページ2

貴方「 はぁぁ…疲れたぁ、」





私は浅見A、18歳。小説家として活躍中。

……なんか、恋愛漫画の主人公みたいになった。





私は現在、とてつもなく疲れている。

なぜなら、新作の小説について会議をしてきたからだ。

まあ、会議というか、話し合いというか。

とにかく疲れた。

げんなりした顔で家までの道を歩いている途中。

私の平穏を壊すであろうダンボールが置いてあるのを見つけた。

もちろんこの時の私はそんなことも知らないので、近寄り覗いてしまう。









貴方「え？……わんこ？にゃんこ？」









そう、犬と猫が捨てられていたのだ。

しかもなんかカラフル。

赤と黄色と青と黒と白。









貴方「え、なんでこんなとこr「わんｯ」おい、被せるなｯ」









まあ、別に拾ってもいいんだけどね？

一軒家だし、私、小説家として活躍中だからお金あるし(生々しい)

でも、面倒くさいなー、なんて最低なことを頭に浮かべる。

生憎私にはそんな優しい心はない。









貴方「ごめんね？ 他の優しい人が来るのを願ってて？」









そう言って、私はそこを離れる。

いや、離れようとした。









貴方 (何だこの顔。めちゃくちゃ可哀想になってくるんだけど)









そのわんことにゃんこは物凄くうるうるした目で私を見る。

まるで、"拾ってくれるよね？" って言っているかのようで＿＿＿私はそのあと無言でダンボールを手に持ち家に帰った



そのダンボールが私の平穏な日常を壊すなんて知らずに

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