拾ったのは動物のはずだった…

2話 ページ3

はい、浅見です。

現在家に着いて、泥のついたこの子達をお風呂に入れています。

嫌がるかと思ったんだけど全然嫌がらないこの子達は、逆にお風呂を満喫していますね。はい。

独り身の私にとっては結構癒しになるわけで、疲れも吹っ飛ぶ。

ただ、1匹を除いて……









貴方「こらｯ!! 暴れないで！！」



青「わんわんわんｯ」









そう、青いワンちゃんは暴れまくるのだ。

名前はまだつけていない。

私だって忙しいし、家に長く置かないつもりだ。

明日あたりに貰ってくれる人を探そうと思ってる。


赤いわんちゃんと、白いわんちゃん、

黒いねこちゃんと、黄色いねこちゃん


あの子たちは嫌がらずに可愛かったのに……。



いや、黄色いねこちゃんはなんか鼻血出てたな。









貴方「痛い痛いｯ、もう終わったから暴れないでってば!!」









やっと終わった。

濡れている体をタオルで優しく拭いてあげると、青いわんちゃんは気持ちよさそうに目を細めた。

どうやら水が嫌だったらしい。


水嫌いなの猫だよね？

なんでこの子猫より嫌がってるの？我儘？









貴方「はい、餌は明日買ってくるから、今日は牛乳で我慢してね？ それか水、」









家には餌なんてあるわけなく、やせ細ってしまっている彼らには申し訳ないが、今日は飲み物で我慢してもらう。

私はその後すぐに疲れて、リビングで寝てしまった

3話→←1話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す