５ 神？ロゼ ページ6
*
どうやらコーネロという人間は、『奇蹟の業』というものの使い手らしい。
店主「って、聴いてねぇなボウズ」
エド「うん。宗教興味ないし」
そうなのか。俺は知れるものは何でも知りたいと思うが。
エド「食い終わったか？」
「ああ。ごちそうさまでした」
ぱちん、と手を合わせて言う。ごちそうさま、はちゃんと言わなきゃダメと言われたからな。
しかし、3人で立ち上がった時だった。
バコッ
「あ」
店主「あーー！！」
アルフォンスの頭がラジオというやつにぶつかり、落ちて壊れた。
店主「ちょっと困るなお客さん！だいたいそんなカッコで歩いてるから……」
エド「悪ィ悪ィ、すぐ直すから」
店主「『直すから』って……」
……ほう？アルフォンスが書いているのは、構築式か？いや、分解式と構造式……構築、……なるほど。
アル「そんじゃ、いきまーす」
ボ！！
と、光と少しの煙。
「なるほど、これが『錬金術』か」
店主が身を乗り出した。
店主「あんたたち、奇蹟の業が使えるのかい！？」
エド「なんだそりゃ」
分解と構築……錬金術か。このはたらきは、俺の身体の構築の仕方ーー俺の能力も似たような動きを持つ。となれば、俺も錬金術は知識は無くとも使えるかもしれない。興味深いな。
アル「ボクたち錬金術師ですよ」
エド「エルリック兄弟って言やぁ、結構名が通ってるんだけどね」
ざわざわと人間たちが騒ぎ出した。兄の方が国家錬金術師、とか聞こえてくる。こっか？
街人「『鋼の錬金術師』エドワード・エルリック！！」
YES!とエドワードが得意げな顔をしたが、人が集まったのはアルフォンスの方。どうやら大きな鋼の鎧を着ているから、そちらを兄だと思ったらしい。
アル「あの、ボクじゃなくて」
「エドワードはこっちの」
街人「ちっこいの？」
ぶちん、とエドワードから音が聞こえた。
エド「誰が豆粒ドちびかーーーーッ！！！」
そこまで怒ることなのか？エドワードより俺は小さいが。
2人が名乗ると、なんとなく俺にも目が集まる。
街人「君も錬金術師？」
「いや、ただの子供だ。リヒト」
街人「外国人かい？どこから？」
「空か……ふぐ」
エド「お前、黙っとけよ！」
アル「一緒に旅をしてるんです。最近知り合って、意気投合しちゃって！」
何故隠す？……むぅ。
？「あらおじさん、今日はにぎやかね」
店主「おお、ロゼ！」
少し落ち着いたところで、1人の女性が歩いてくる。ロゼ、という名前らしい。
*
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藤原 黎明 - アルシエルさん» ふおおおぅ……優しい言葉をありがとうございます！無理しない程度に頑張りますね。こちらの作品は更新ゆっくりなので、ゆっくりたまに見に来てくだされば嬉しいです！よろしくお願い致します！ (2019年4月3日 18時) (
レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
アルシエル - ご復活おめでとうございます。お話の続き楽しみにしています。たまには更新も置いといてのんびりしてくださいね。傷ついた心を癒すのにはそういう時間も必要でしょうから。 (2019年4月1日 13時) (レス) id: e40e430b96 (このIDを非表示/違反報告)
リン - 分かりました！更新頑張ってください！ (2018年12月31日 16時) (レス) id: 9f5cd220aa (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - リンさん» いえ、天空闘技場に入る前に話がスタートしていますので、覚えていません。存在も知らない状態ですね。こちらのお話では念能力は無いものとして扱っていこうと考えています。わかりにくくて申し訳ないです(>_<) (2018年12月30日 17時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
リン - こちらの君臨者様は念を覚えているのですか？ (2018年12月30日 14時) (レス) id: 9f5cd220aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2018年9月26日 22時
