35 術が使えない？無能！ ページ37
*
「そうよねぇ、錬金術の使えないエドワード君なんて……」
「ただの口の悪いガキっすね」
「くそ生意気な豆だ」
「無能だな、無能！」
「ごめん兄さん、フォローできないよ」
「いじめだーー！！」
上から、リザ、ハボック、ヒューズ、ロイ。
「でも俺は、えーと……その、三つ編み好きだぞ」
「フォローすら下手か！！」
「がーん！」
拗ねるぞ。本当に拗ねるからな。せっかく雨止んだけど降らせちゃうからな。
「……しょーがない」
雨、降れ。降れー。よし降ってきた。
「うちの整備士の所に行ってくるか」
せいびし？
＊拗ねる＜興味
＊速攻で雨は止んだ。
「聞いたぞリヒト・シュヴァルツェ！！」
「ふぎゃ！？」
「遠い国で貧しい両親に売られ辛い労働を強いられた過去！！それでも両親を憎まず、それどころか国々を旅し人々を不思議な術で助け歩いているのだとか！！まさに天使の如き慈愛と優しさ！！我輩感動！！」
「すまない何を言っているのかわからないそしてすごく身体が痛い痛い痛い痛い」
アレックスに抱きしめられるのはいいが痛い。リザ助けて。ロイでも誰でもいいから痛いから助けて。(結局リザに助けてもらった)
「……何が起こった？」
「大佐が貴方の身分証など手続きのために作った話よ。とある外国では、身分証のない浮浪者もいるから……そこの出身ということにしたみたいね」
今回のスカーでの一件を含め、軍に保護されているという立場になったらしい。
「ちなみに年齢設定は15歳。性別男。未成年であるため孤児登録で……目下保護者募集中、といったところかしら」
「養子縁組が必要ということで合ってるか？」
「そう。事実上、エドワード君がリヒト君の保護責任者になってるけどね」
15歳……か。今の12歳くらいの姿じゃ少し幼すぎるか？
「そういえばここに来た時のままだし……少しいめちぇんとやらをしてみよう」
「リヒト？どうしたの、独り言」
「××××……××」
「！？」
言葉を呟くと、俺の周りで風が起こる。身体の分解ーー解析、ーー再構築。
「……ん、完了」
見た目を少しだけ成長させ、手には錬成陣。服はエドと似た感じだが、色は全体的に白色。
「姿が……！？今、何を？」
「アームストロング少佐、これは」
「錬金術だ。異国で身につけた。面白いだろ？」
「ふむ……等価交換にはなっていないように見えるが」
「等価交換だよ、何処に成分を隠していたかは秘密」
と言いながらロイに片目をつぶってみせる。嘘はあまり得意じゃないが、これならいいだろ？
(やたら色気が増した！！)
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藤原 黎明 - アルシエルさん» ふおおおぅ……優しい言葉をありがとうございます！無理しない程度に頑張りますね。こちらの作品は更新ゆっくりなので、ゆっくりたまに見に来てくだされば嬉しいです！よろしくお願い致します！ (2019年4月3日 18時) (
レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
アルシエル - ご復活おめでとうございます。お話の続き楽しみにしています。たまには更新も置いといてのんびりしてくださいね。傷ついた心を癒すのにはそういう時間も必要でしょうから。 (2019年4月1日 13時) (レス) id: e40e430b96 (このIDを非表示/違反報告)
リン - 分かりました！更新頑張ってください！ (2018年12月31日 16時) (レス) id: 9f5cd220aa (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - リンさん» いえ、天空闘技場に入る前に話がスタートしていますので、覚えていません。存在も知らない状態ですね。こちらのお話では念能力は無いものとして扱っていこうと考えています。わかりにくくて申し訳ないです(>_<) (2018年12月30日 17時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
リン - こちらの君臨者様は念を覚えているのですか？ (2018年12月30日 14時) (レス) id: 9f5cd220aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2018年9月26日 22時
