高専二年生の特級呪術師２

秘匿死刑３ ページ5

五「蒼唯はここら辺に集まってきた呪霊片付けといてくれない？」

『断ってもやらせる癖に』

そう言いつつ蒼唯は肩にかけていたかばんから日本刀を取り出した
刀身は黒く、怪しく月明かりに照らされて光っている

五「わざわざ蒼唯が動くことなくない？」

『たまには動かないと鈍るよ』

五条が確かにね、といいつつ伏黒に紙袋を投げ渡す

伏「これは？」

五「喜久福。仙台名物。超うまい。僕のおすすめはずんだ生クリーム味」

伏(この人ら土産買ってから来やがった‼人が死にかけてる時に‼)

『あ、それ土産じゃないよ』

五「僕らが帰りの新幹線で食べるんだ」

伏黒の心を読んだ二人が言う

その後ろには飛びかかろうとしている宿儺がいた

伏「後ろ‼」

伏黒の声と同時に蒼唯は校舎から出てきた呪霊に向かって走り出し、五条は両手を合わせて瞬間移動をして攻撃を避けた

五「生徒の前なんでね。カッコつけさせてもらうよ」

宿「‼」

五条が宿儺の腕を掴み、距離をとれないようにしてから顔を殴り付ける

宿「(恐ろしく速い？違うな)まったくいつの時代でも厄介なものだな、呪術師は」

宿儺が呪力弾を五条に向かって投げつける

宿「だからどうという訳でもないが」

五「７、８、９」

宿「‼」

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