高専二年生の特級呪術師２

呪胎戴天４ ページ13

宿「オマエ……！」

『うわ、宿儺になってる』

助けなくても良かったじゃん、と呟く蒼唯

攻撃が相殺されたのと、突然の登場で驚いている呪霊とは裏腹に、宿儺はどこか嬉しそうだ

宿「よし女、こいつは俺がやる。オマエはここらにいる雑魚を片付けろ」

『オマエ自分の立場分かっているのか？一般論で考えて、宿儺に特級呪霊を任せろと言われて信じる奴がいるか？手を組まれてtheエンドの未来しか見えんわ』

不機嫌そうに言った蒼唯が獄闇を元の大太刀に戻し、空間を切り裂いて式神を呼び出す

『雑魚を片付けてきてくれ』

【御意】

宿「式神遣いの荒い奴だな」

そう言いながら宿儺が笑顔のまま呪霊に近付く

宿「散歩は嫌いか。まぁ元来呪霊は生まれた場に留まるモノだしな。良い良い。 ここで死ね」

宿儺が呪霊の顔を掴み、床に叩きつけた

《────‼》

宿「ほら、頑張れ頑張れ」

笑いながら宿儺が呪霊の顔を踏みつける
その衝撃によって床が崩れ、三人が落下した

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