時透無一郎好きのための短編集

↑続き ページ22

……斬れちゃっ、た？






鬼「っぐぁあ、！な、んなんだこの小娘っ！！」





？「……は、、、？


＿＿っ、君！そのまま日輪刀強く握って！

鬼の頸を斬って！僕は今動けない、君がやるんだ！！」




木に貼り付けられている男の子が、たぶん私に向かって言った。


もう頭が追いつかないっ、




「なにっ、それ、、日輪刀！？頸！？


刀も握ったことないわよ！！」




もう喚き散らすことしかできないよ！！！






鬼「っ、こんな小娘に頸など斬られてたまるかぁぁぁぁぁぁあｯｯｯ！！！」





鬼がまたこちらに向かってくるっ、



誰もいない、助けてくれない、



誰がやるってのよ、



誰がやんなきゃいけないのよ……！








「〜っ、あたしがやってやんのよｯｯｯ！！！」



強く刀を握り、頸に向かって、大きく振り下ろした。









「……意味、わかんない、、、。


なんであたしがこんな目に……、、」




木に男の子を貼り付けている糸？みたいなものを斬りながら、鬼の頸を斬った疲れからの愚痴を零していた。




？「……君、隊士？鬼殺隊の。」




「はぁ？なにそれ、知らないわよそんなの、、


はい、斬れた。」



？「ありがと。……名前は？」



「……田中A。歳は16。好きな食べ物は漬物。ナンパの情報材料は揃った？


……あんたの名前は？人に聞く前に言うべきだと思うゲド。」




？「？、ナンパ？……僕は、時透無一郎。


無一郎でいいよ。」





……無一郎、、、。え、なんか古くない？←





「……ねぇ、無一郎。今って令和何年？」



とりあえず、情報を得ねば、、、。





無「……れいわ？なにそれ、


今は大正だけど。」





……大正、た、いしょう……、



……はぁ、もう今頃驚かないよ、


山の中に急にいるわ、鬼？の頸斬らされるわで、




無「……ねぇ、君さ、僕の家に来ない？その様子だと身寄りなさそうだけど。」



「……まぁ、そう、だけど。」






無「あと、僕さ、君のこと気に入っちゃったんだよね。」



「……はぁ？なに言ってんのよガキが。」



おっと、口が滑った。




無「……ガキ？」




「っ、わっ、！？」


急に腰に手を回され、ぐっと顔が近付けられた。






無「……ガキかどうか、僕の館で試してみる？」




妙に色っぽい声で囁かれ、心臓が飛び上がる。



「っ、マセガキっ！！」






どうやら、現代に戻るには、時間がかかりそうです。

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