時透無一郎好きのための短編集

File.12 名前 Ver.しぃ ページ14

葉桜さん、リクエストありがとうございます！

※ヤンデレです、ご自衛ください。


【設定】

藤の花の家紋の家の娘。

時透無一郎と同い歳。

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時透無一郎side





誰にも渡したくないと思った。

出会った時に、僕は彼女と結ばれる運命だとすぐに分かった。

あの時から藤の家で休むように命じられれば、いくら遠くても必ずここに来る。

もちろん怪我を負っていてもだよ。

僕は彼女をそれほどまでに愛してるんだもん。


＿＿＿＿＿なのに何でだよ。



｢伊之助さん！あまり傷を負わないでください。いつも傷だらけだから…｣


｢うるせぇ！俺は山の王だから何ともねぇんだ！あとホワホワさせんな、A！｣



伊之助さん(・・・・・)、ね。

……あんまり軽々しくAって呼ばないで欲しいな。



｢ねぇ、早く任務行けば？｣


｢！時透様(・・・)。｣


｢お前紋一郎と名前似てるや…｢早く行けば？｣



被せ気味にそういえば2人とも驚く。

……何がおかしいの？



｢い、言わなくても行くに決まってんだろ…！…うりぃ…｣


｢伊之助さん…ご武運を！｣



…………はぁ。



｢部屋、連れて行ってよ。｣

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