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Step6 ページ7

先輩の手がスカートの中に入る直前に、私のスマホが着信音を鳴らした。


「わ”っ!」

『あ、ジェル君』


先輩の手が離れたから、モソリと起き上がってスマホを耳に当てた。


『もしもし、ジェル君?』

『あ、A!?どうしたん?大丈夫か!?』

『どうしたって、今日仕事の皆で呑んだんだよ〜。ジェル君こそどうした?』

『どうしたも何も…LI○Eしたのに未読のままやし、Aん家行ってもおらんもん!はぁ〜…飲み会やったんか…』

『アハハ!ジェル君心配し過ぎだよ!ありがと!またね!』

『……気ぃ付けてな』


プツッてジェル君が電話を切った。
先輩は決まり悪そうな顔しながら、こっち見て驚いた顔もしてる。


『どしたの先輩?』

「いや…栗原、あの親友に合鍵渡してんの?」

『うん!親友だもん!』

「えぇ…いくら親友だからといっても、オトコじゃん…いつ中に入られて、いつ何されるか分かったもんじゃない」


なっ……酷い!!


『ジェル君はそんな事しません!そもそもそんな考えないよ!やっぱ先輩変態だあ!帰ります!ご馳走様です!』

「ちょ、おい!金くらいは…」


ふんだ!
先輩が言い終わる前に部屋から出た。
明日も仕事かぁ…


帰り道を歩きながらLI○Eを開いた。

『わ、凄い来てる…』


A?どしたん?どこにおる?誰とおる?

そんなメッセージがジェル君から14件も来ていた。


『ふふ…!ジェル君優しいなぁ…ジェル君らしい……明日も頑張ろう!』


私が独り言を言うと周りにいる人がちらほらこっちを見たけど、もう慣れたし、私にはジェル君がいるから大丈夫!


私はおやすみ、と打ってスマホの画面を暗くした。

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作品ジャンル:恋愛
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七海 - 七海って呼んで☆私、敬語苦wwじゃあ、私もあんりで!ありがと〜! (2020年4月20日 22時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - ろのさん» 夢主ちゃん可愛く出来てますか!?よかったぁ……確かに現実でこんな子、なかなかいませんもんね!(笑) (2020年4月20日 20時) (レス) id: 7624e9c568 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - 七海さん» 七海!でいいんですか!?タメも!?やったぁー!そうします!私のこともあんりって呼んでくれると嬉しい!ありがとう! (2020年4月20日 20時) (レス) id: 7624e9c568 (このIDを非表示/違反報告)
ろの - あんりさん» 主人公ちゃんかわいいですよ!現実にこんなかわいい子いたら付き合いたい(←by女) (2020年4月20日 11時) (レス) id: 5062ea37bc (このIDを非表示/違反報告)
七海 - あと、私の事、七海って呼んでくれていいですよ!あと、タメでいいです!その方が話しやすいだろうしww (2020年4月20日 0時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんり | 作成日時:2020年3月6日 15時

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