検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:192,575 hit

Step40 ページ50

・。・。・クイズ大会終了後・。・。・



『先輩』

「ん?」

『負けちゃったね』

「だな」



三人で夜道を歩いて帰る。結果は惜しくも敗れてしまった。ディズニーチケット、欲しかったのにな…



(まぁ西沢さん達も勝ってなかったし、それはよかったな)



「センパイ。今日は残念だったけど、明日またバイト頑張ろ」

『…うん』



さとみが私の頭を優しくポンポンしてきた。まぁ今日くらいは触れるのを許そう



「っと。じゃあ僕達こっちだから」

『はい』

「おやすみ。センパイ」

『あ、おやすみなさい』

「礼儀正しいなw」

「じゃあな栗原ー」

『お疲れ様です!』



私は歩きださず、立ち止まって先輩達の後ろ姿を見つめた。なんとなくね


すると、いきなり先輩がさとみを押し退けてこっちに走ってきた



『…?どうしました?』

「…」



すると、右手の小指をちょっとだけつまむと、うるんだきらきらの瞳を向けてきた。

と、後ろでさとみが呆れた様にこっちを見ていた



『…先輩?あの、さとみが見てて恥ずかし…』

「何で今さとみ君のこと気にするの?」

『……え?いや、そんな…』



すると、小指をつかむ手にきゅっと少しだけ力を入れた。



「やっぱり栗原はさとみ君のことが好きなんだな」

『…えっ?』

「じゃあな」



そう言うと、パッと手を離し、いつもの笑顔でさとみの元に戻って行った。

ごめ〜ん、の声と共に手を合わせると、足並みを揃えて暗闇に消えていく



(何だったんだ??)



ていうか、さとみのことは好きじゃないって前言ったよね?あ、忘れたのか。先輩、そういう人だし


でも、ちょっとだけ、妬いてくれた?とか自意識過剰なこと思っちゃったよ




……ちょっとは妬いてくれてもいいのにね?

この小説の続きへ→←Step39



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (176 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
498人がお気に入り
設定タグ:すとぷり , ころん , バイト先の教育係   
作品ジャンル:恋愛
関連タグ:さとみ , stym , stnm , Stpr , iris , さとみくん
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

七海 - 七海って呼んで☆私、敬語苦wwじゃあ、私もあんりで!ありがと〜! (2020年4月20日 22時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - ろのさん» 夢主ちゃん可愛く出来てますか!?よかったぁ……確かに現実でこんな子、なかなかいませんもんね!(笑) (2020年4月20日 20時) (レス) id: 7624e9c568 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - 七海さん» 七海!でいいんですか!?タメも!?やったぁー!そうします!私のこともあんりって呼んでくれると嬉しい!ありがとう! (2020年4月20日 20時) (レス) id: 7624e9c568 (このIDを非表示/違反報告)
ろの - あんりさん» 主人公ちゃんかわいいですよ!現実にこんなかわいい子いたら付き合いたい(←by女) (2020年4月20日 11時) (レス) id: 5062ea37bc (このIDを非表示/違反報告)
七海 - あと、私の事、七海って呼んでくれていいですよ!あと、タメでいいです!その方が話しやすいだろうしww (2020年4月20日 0時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あんり | 作成日時:2020年3月6日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。