39.気になる緑谷君 ページ44
緑谷side
危険だし、あまり使い道がないからすぐ処分するけどね。と苦笑いをしながらドクターは言った。
それに個性を使うのは中々疲れるらしい。
「なるほど…。自分の怪我や病気だけでなく、他人の怪我や病気も取り出して変換できる。しかも、その変換した物質を敵とかに与えると受けた同じダメージを与えて…。一網打尽に出来るかもしれない凄い個性だ…」
「なんかそんなに分析されると、なんか照れるなぁ…」
「あ！す、すみません！つい…癖で…」
「いやいや！謝らないでよ。相手の個性を知ろうとするのは決して悪い事じゃないから」
いやぁ、嬉しいな〜と照れながら笑うドクター。
そう言えば、ドクターって正式な雄英講師…雄英医師なのかな？なんか、ちょっと違う気がするのは気のせい？
「…あ！思い出した！」
「へ！？な、何を…」
「緑谷君って確か立香ちゃんの幼馴染、だよね？」
「え…？」
全く悪気がない笑顔が僕を捕える。
何故、ドクターが立香ちゃんと呼んでいる？
いつ、どこで知り合った？
親しい仲なんだろうか？
僕…僕とかっちゃんよりも？
「緑谷君？」
「はっ…！え、えっと、…はい。立香ちゃんとは幼稚園からの仲で…僕にとって大事な幼馴染です」
「そっかそっか。それはよかった、君みたいな優しい子が立香ちゃんの幼馴染で」
心底安心したと言わんばかりの笑顔を見て、僕は本当にわからなくなった。
混乱してる時、予鈴がなった。
「あ、もうこんな時間。緑谷君は授業だろ？早く教室に戻りなさい」
「…はい、ありがとうございました」
「立香ちゃんの事、よろしくね」
保健室を出る時にそう言われて、どう返事をしたらいいのかわからなかった。結果、僕はただ頭を下げて、教室に向かった。
立香ちゃんって、ドクターとどう言う関係なんだろう…。
＊＊＊
お、やっと来た。
やや遅めに教室に入って来た出久。
だが、その表情はずっと何かを考えているようで、心ここに在らずだった。
遅かったね、と声を掛けても彼はただぼーっとしているだけ。
怪我を治して貰って来ただけじゃなかったっけ？
何でそんな難しそうな顔してんの。保健室で何かあったのかな？
「出久？」
「……」
「いーずーく？」
「……」
「出久さーん？」
「……」
「こりゃ重症ですな」
もうすぐ先生来るのに、ずっとこのままじゃ色々不味いと思うんだけどなあ…。
そう考えている時に、相澤先生が来た。話によるとどうやら委員長を決めるようだ。
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セブ推し(プロフ) - サヒアさん» ありがとうございました！ (2018年6月11日 16時) (
レス) id: f4753b0a53 (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - セブ推しさん» 藤丸(ふじまる)、立香(りつか)って読みます。説明なくてごめんなさいm(_ _)m (2018年6月10日 23時) (レス) id: c08842489f (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 珈琲さん» 本当ですね、アホですね私。教えて下さりありがとうございます！最高…！？う、嬉しいです！頑張ります！！ (2018年6月10日 23時) (レス) id: c08842489f (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 撫菜兎さん» 完結出来るよう頑張ります！！ (2018年6月10日 23時) (レス) id: c08842489f (このIDを非表示/違反報告)
セブ推し(プロフ) - すみません，質問なんですが主人公の名前はなんと読むのですか？教えて下さい((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘ (2018年6月10日 17時) (レス) id: f4753b0a53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2018年2月16日 23時
