【BROTHERS CONFLICT】今日から兄弟

満員電車 ページ16

侑介｢おい！電車行っちまうぞ！｣

今日もAと侑介は駅に走って向かう

貴方｢…はぁ……は……｣

Aは必死に侑介を追う

貴方(足、はや…すぎ…)

侑介｢だ、大丈夫か？｣

侑介は少し後ろにいるAの元に戻る

貴方(これじゃ、2人とも…)

Aは侑介の足を引っ張ってると、''先に行け''と侑介の背中を押す

侑介｢……そんな事しねーよ｣

侑介は意味を理解するとAの腕を引っ張り一緒に走る





侑介｢間に合った…｣

侑介とAは既にホームにいた電車に飛び乗る

ドアが閉まり、2人はいつものように人に押される。

侑介｢え、お、おい…｣

Aはいつも侑介が庇ってくれるように、壁に手をつけ、後ろの人から侑介を庇う…が

貴方｢、わ……｣

侑介よりも背が低いAは侑介の胸ら辺に一生懸命腕をのばし必死に後ろの重さに耐えていたが重さに耐えられず侑介に飛び込む

侑介｢だ、大丈夫か？｣

侑介は飛びついてくるAに動揺しながらも受け止め、心配する

貴方｢…っは｣

Aは侑介に埋めていた顔を苦しそうにぱっと上げる

侑介｢お、おいっ…｣

侑介は不安げにAを見た

貴方｢……ごめん、…｣

Aはまた侑介に迷惑をかけたと、申し訳なさそうにする

貴方｢…いつも、ゆー、すけ………｣

侑介｢…？｣

侑介は少し考える

侑介(いつも…？って……あぁ…庇うやつやろうとしたのか…)

侑介はフッと笑い

侑介｢気にすんな｣

とAの頭に手を置いた

Aは目を細めて少し安心したような顔をする

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