【BROTHERS CONFLICT】今日から兄弟

今まで ページ14

お風呂からは上がり水を飲もうとお風呂場から出る

｢髪の毛、乾かさなきゃ｣

後ろからの急な声に驚きばっと後ろを見る

｢…ごめんね、驚かせた…？｣

貴方｢………｣

｢僕、琉生、ここの家族、よろしくね｣

貴方 こく

琉生｢髪、乾かして、あげる｣

ジュリ｢琉生！帰ったんだな！｣

琉生｢ジュリさん、ただいま｣

ジュリ｢お、Aもいるのか、琉生は唯一安全な兄弟だからな！私の声も聞こえるのだ！｣

琉生｢うん、聞こえる、こっち、おいで｣

そういって琉生はいつの間にか用意したドライヤーを持ちソファをとんとんと叩く

ジュリ｢ほら、乾かしてもらえ、琉生は美容師だから上手いんだぞ｣

そう言ってジュリは琉生の元にいき、Aもジュリについていく

琉生｢前、向いててね｣

琉生はAの髪の毛を綺麗にとかしながら上手に乾かしていく

貴方(…落ち着く……気持ちいい…)

Aは少しウトウトしながらも耐える





琉生｢はい、終わったよ｣

Aは髪の毛を触り目を輝かせた

貴方｢…ありがとう……｣

琉生｢ふふ、いいえ｣

琉生はAの頭を優しく撫でる

琉生｢……よく、頑張ったね｣

貴方 ？

琉生はAの頭を撫で続けながら話す

琉生｢僕達は、もう、家族、だからね。皆と、比べる必要は、ない、誰が、何と言おうと…僕達は、家族だよ｣

琉生は優しく微笑んだ

貴方｢……｣

Aは琉生の言葉に驚き、固まるが、目元をウルっとさせ琉生に飛びついた

ぎゅっ

貴方｢……うん………｣

小さくそれだけ言ってぎゅっとしがみついた

ジュリ｢…私も、家族だ｣

ジュリはAの肩にスルッと上がり、頭をAの首元にスリっと寄せる

琉生も撫でながら微笑んだ

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