5話 �� ページ8
私は思い足取りで帰路につく
一歩一歩が闇院続く道を歩いているように錯覚してしまうようで気持ちが悪い
また実験が始まる。それは私が私で無くなるような.....
そんな気がして、正直断ってやりたいけど、彼がこの実験をさせられると思うとそちらの方が辛い
おそらくこの実験が完了した時、私は壊れてしまっているだろう
「....Aかァ？」
私は自分の名前を呼ぶ人物の方に顔を向けるとそこにはLEVEL5 第1位の一方通行がいた
一方通行はコンビニ帰りなのだろうか、片手にはビニール袋を持っていて杖をついている
『....一方通行』
「なンで泣いてンだよ」
そう言って私の近くに来て私の頭をクシャッと撫でる
みんなから恐れられている一方通行は私の能力を知っている唯一の友達
「あンまりお前は話したがらねェが、少しは頼れ」
『....ごめん』
はぁという小さなため息の後に一方通行は私の手を取り、私の歩幅に合わせて一緒に歩いてくれる
そして必ず彼は何があったのか察しているのか私に話を聞かないでいてくれる優しい人
多分こんなに一方通行が優しくするのは私と打ち止め(ラストオーダー)くらいだろう
打ち止めは彼にとって絶対に守るべき存在で
私は彼にとって最初の友達という存在
私と一方通行は同じ研究所出身だった
と言ってっも私にとっては２つ目の研究所
そして一番最悪な研究所。その研究所の名前は_______
特例能力者多重調整技術研究所、通称:特力研
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あすな | 作成日時：2020年8月9日 1時
