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2話 ページ4

私はシステムスキャンでLEVEL4という結果を得てからベンチでゆっくりしていた



名前順にがシステムスキャンの順番でもあったから、私の後にシステムスキャンを行っている生徒たちを眺めていた



みんなLEVEL3やLEVEL4の人達しかいないから、少し退屈でボーッとしながら見ていた



すると、近くの機械が急に誤作動を起こした



私は瞬時に近くにいる生徒が被害に合うと思い彼女達を助けるための演算をして能力を使って助けた



でも、私は気づいてしまった。咄嗟のことだったとはいえ、忘れていたんだ




手加減することを________




手加減しなかったため相当な威力が出てしまった



その出来事を見ていた他の生徒達は私の力がLEVEL4よりすごいんじゃないのかと疑ってきたけど



みんなLEVEL4だけどLEVEL5に近い力を持っているんじゃないのかな?という程度で納得してくれた



疑われた時はどうしようと思ったが、なんとか納得してくれてホッとした




その出来事があってからというものみんなが私を様付けで呼んだり、一目おかれるようになってしまった



まあ、あまり近くにいられて、私の本当の能力に気づかれたりする心配がないのでいい



けれども、難点なのはやはり他の人と比べて浮いて見えてしまうというところ.....



そのせいで先生達に目をつけられている




先生達は中学よりも低い地位を不満に持っており、あらゆる手を使ってLEVEL5になるであろう生徒をキープしようとしてたりする



そのせいか、高校でもトップクラスの教育制度を導入している



その結果、中学よりもLEVELが上がったという人が多いらしい





「柊さん。ちょっといいらしら?」



『......はい』



私を呼んだ人は薄気味悪い笑顔をした白衣の女



この女はこの学校の人間ではない




私を研究する研究者の1人____




私がLEVEL6ということを把握しているのはこの女が所属する研究室のみで



他の研究室だけでなく統括理事会にまで私の能力について開示していない



だから表で私はLEVEL4としていられる



それにしても、ここ最近何も言ってこないと思ったのに、また新しい実験でも考えたのか?



いや、定期検診に異常があったのかもしれない



私はあらゆる可能性を考えながら、重い足取りで白衣の女の後についていった

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作者名:あすな | 作成日時:2020年8月9日 1時

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