とある王国の中心に2【軍パロ】 (ページ18)

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涙ページ18

私がホールへ行くとドンピシャ！ワイテルズが居たよ！

柱の隙間から見たところ、

スマイルは相変わらず本を読んでるし

きんときはぼーっとしてる

きりやんは医学の勉強してるし

シャークんは目が死んでるし

ぶるーくはウトウトしてる

あら、やだ可愛i((コホン…失礼、取り乱しました

で、なかむは…多分総統室

わざと音を鳴らしたら気付くかな？

ドンッ!!!

wt(5人)「…A？？？」

『えっと…ただいま？』

彼らは口をパクパクさせながら固まっていた

sm「あれ？Aが見える幻覚か？」

kr「勉強のやり過ぎだな…うん」

私は幻覚じゃないわ！

『本物だよ？』

私がにっこり微笑むと彼らは泣いてしまった

ki「ｸﾞｽｯA…寂しかったよ」

shk「Aが死んでたらお、俺は…」

『大丈夫！もう元気だから！』

精一杯笑って見せると彼らは笑った

私には笑わせる事しか出来ないから…

いつも、いつも彼らに頼ってばっかでまた助けて貰った、『私は最低だな』そう思った

br「A?何で…」

何かしでかした訳じゃ無いのに皆が焦っていた

『どうしたの？』

次に出てきた言葉に私は驚いた

sm「…何で泣いてんの？」

『…え？』

私の頬に伝う涙と震えている手…

言われて初めて泣いているのが分かった

『なｯ…んで…』

kr「大丈夫？」

あぁまただ、心配かけてる

『私…最低…』

泣いてる理由など分からない

ただ皆と居られて嬉しかった

本当は怖かった

本当は苦しかった

色々な感情が混ざりあって

孤独が怖くて

ありがとうを言えなくて

そこにあるのは謝罪で

大好きだって言えなくて…

『大丈夫！他にも行かなきゃだから…じゃあ後でね？』

なるべく明るく振る舞った

すぐに部屋に戻り声を殺して泣いた

やっぱり私じゃダメなんだ…

何も出来ない私が悪い

私が大嫌い…

自分が憎い

『ごめんなさい…』

私は独りポツリと呟いた