５ 興味 ページ6
*
【no side】
一方その頃、屋敷から脱出してアジトに戻った幻影旅団。戻ってきたフェイタンの報告に、クロロが目を見開く。
「捕まえられなかった？フェイタンがか」
「……もしあのまま女１人だたら捕まえられたよ。でも、いきなり長い髪の男に横から奪われたね」
機嫌悪く舌打ちをするフェイタンの話を聞いて、他の団員たちも唸る。
「その男の特徴は？」
「無駄に長い黒髪、長身。絶使て逃げたね。あいつ念使えるよ」
クロロの表情が動いた。やはり心当たりがあるようだ。
「長い黒髪の男……ねェ♥」
そして珍しく仕事に来ていたヒソカも声を発する。ビビッドピンクの髪の毛の女性、マチがヒソカに問う。
「心当たりあるのかい？」
「十中八九、今日団長が雇った人物だろ♦」
「誰だそりゃ」
「ゾルディック家の暗殺者だ。……イルミと繋がりがあるとはな」
しかもイルミが助けるとは……と、クロロは意外そうに呟く。
全員黙り込み、静寂がアジトに満ちた。
沈黙を破ったのは、ノブナガだ。
「で、どうするんだ。あの女殺すのか？」
しかし、クロロは答えない。考え込んでいるようだ。額に指を当て、ぶつぶつと何か呟いている。シャルナークがひらひらとクロロの前で手を振る。
「団長ー、団長ー」
「……ん？ああ、なんだ？」
「あの女をどうするかって話です」
クロロは軽く考え、
「……あいつに、興味が沸いた。シャル、調べられるか？それから俺はイルミにコンタクトを取る」
「了解」
「他は解散だ。また何かあったら呼ぶ」
その指示で、何人かはアジトから出て行き、また何人かは残る。
クロロは1人、瓦礫に座っていた。
(あの女は……、いや、まさかな)
幻影旅団の団長、クロロは彼女に興味を持った。
ーーどこか懐かしさを感じながら。
そして彼女は、
「……ん……」
(可愛い)
そんなことは露知らず、飛行船の中で眠りについていた。
*
ラッキーアイテム
伸縮自在の愛
ラッキーキャラクター
フェイタン「ワタシがラッキー？……ハハ、喧嘩売てるか」←
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藤原 黎明 - ヴィズさん» めちゃわろてるやんwwww びず姉ありがとう！！wwww (2019年8月15日 23時) (
レス) id: d9b557ad09 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィズ(プロフ) - んふふwww好きぃwww (2019年8月15日 22時) (レス) id: 54e78712b9 (このIDを非表示/違反報告)
藤原黎明 - RTさん» コメント気が付いてませんでした、すみません！ありがとうございます！これからも頑張ります^ ^ (2018年8月31日 17時) (レス) id: 50a7dd275d (このIDを非表示/違反報告)
RT - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年8月10日 14時) (レス) id: da0e7ea281 (このIDを非表示/違反報告)
キサキ(プロフ) - メンチはシングルハンターです (2017年12月28日 13時) (レス) id: 3a616b600a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2017年9月30日 23時
