幸せ41 ページ45
Aside
包「あっ!ちょっと先行ってて」
山「分かった」
主「えっ、ちょっ……あの……!!」
まんば意外と力強いんだけど!?
スタスタ歩いて桜の木に連れて行かれた
主「あの……まんば?」
山「何だ?」
主「……怒ってる?」
山「っ_____!」
まんばはあまり顔の表情が変わらない
でも優しいから力加減はちゃんとしてくれる
それが今日は痛いくらいに強い
山「当たり前だ……!」
ぎゅっと抱きすくめられる
山「また俺の前から、いなくなる気か……!折られていないのは良かったが、俺たちとの記憶がないと聞いてどれだけっ……どれだけ辛かったか……!!」
そう言うと今度は肩に頭を置いた
山「頼むから……もう……消えないでくれ…………」
消え入りそうなその声に胸が締め付けられる
主「ごめん……ごめんね、まんば……」
私も消えたくないよ
この居場所を無くしたくないもん
ぽんぽんと頭を撫でるとまんばが手で赤くなった顔を隠すように立つ
山「……すまない。取り乱した。でも、今言ったのは俺の本心だ」
主「うん。私もみんなと離れたくない。ちゃんと傍にいるよ」
山「そうか」
まんばは淡く微笑んだ
包「A!」
主「ほうちょ、わっ!!?」
思いっきり助走をつけて抱きついてきた包丁ごと倒れこむ
包「大好き。好き。ずうっと僕の傍にいて。何処にも行かないって約束して」
主「うん。どこにも行かないよ」
こんなに皆消えないでとか行かないでとか言うのは、きっと私が何かしちゃったせいだ
それならここにいることで安心させられる。というか、帰る場所も無いし、ここにいるしか無いんだけどね
包「本当に、何処にも行かない?」
きゅるんきゅるんの瞳が私を見上げる
うぅ……可愛い!
主「もちろん。まんばとも約束したし、絶対何処にも行かないよ」
包「やった」
包丁はニコッと可愛らしい笑顔を見せてくれた
これはもう包丁を撫でるしかないよね!
桜の木の下で私は包丁を撫で、まんばは微笑ましくそれを見ていた
このあと起こる事も知らずに、私はこの幸せを噛みしめた
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梶屋 - 面白いです*余談ですが沖田君は池田屋で最期は迎えてないですよ* (2018年8月21日 17時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - 夢猫さん» 早速コメント!駄作者嬉しいです!大好きですか……ぐふ((殴 グハッ 分かりました!ハッピーエンドをリア友と相談してみます!と言いつつまだエンドまで遠いので続編楽しんで下さい! (2017年8月1日 0時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
夢猫(プロフ) - この作品大好きです(^^) 希望としてはハッピーエンドも読みたいです! 更新楽しみにしてます!! (2017年7月31日 23時) (レス) id: 1115572526 (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - 英智君尊いよぉぉぉぉぉ(((殴さん» ありがとうございます!今日の夜更新するので楽しみにしててくださいね! (2017年4月18日 1時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
英智君尊いよぉぉぉぉぉ(((殴 - 更新待ってます! (2017年4月18日 0時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:観月るう | 作成日時:2017年4月3日 0時