【成り代わり】紅は幸せを望む

幸せ20 ページ23

包丁side

包「さあA、まんば、行こ！まんばも僕達の部屋に来ればいいよ！A、嫌？」

山「俺からもお願いだ」

まんばは深く頭を下げた

主「私は全然いいですよ。頭上げて下さい、山姥切さん」

山「前みたいに、まんばって……」

やっぱりそう思うよね

主「まんば？でいいですか？」

山「ああ」

ふふっまんば嬉しそう

あ、気配。襖の向こうに誰かいる

包「誰？何の用？」

少しだけ声を低くする

蓮「包丁か。一期から『もしかしたら山姥切殿が出てくるかもしれない』と聞いてな！家族の成長はこの目で見ないと！」

……ハイテンションってほんとむかつく

バカなんじゃないの？家族じゃないのに

包「行こう、A、まんば。久々に3人で話し合おうよ！」

襖を開けると、まんばが出てきたことに感動している蓮月がいた

蓮「3人は知り合いなのか？」

包「前の本丸の仲間。ねぇ早く行こ？僕話したい！」

Aとまんばの手を引っ張って自分の部屋に直行する

蓮月が何か言ってるけど無視無視♪





Aside

え〜っと、何故私は今2人に抱きしめられているんでしょうか？

教えて〜おじいーさんー！ ←

包「いつも通りに戻った……よかった」

山「2人とも、会いたかった」

主「………」

私この状況どうすればいい！？ねぇ！過去知らないの！！分からないの！！

山「A、本当に記憶がないのか……？」

主「うん、ごめん……」

山「いや、Aも色々と辛かっただろう。思い出さない方がいいかもしれない」

包「そうだね。でも僕達との記憶まで無いなんて……」

私もそう思うよ！会話に入れないもん！！

一「すみません」

あ、えっと、一期さん？

一「食事の準備が出来ました。広間に来てください」

それからまんばに目を向ける

一「久しぶりですね山姥切殿。あ、お粥の方がいいですか？作ってもらいますが」

山「いやいい。大丈夫だ」

顔をそらしながら言うまんば

恥ずかしがり屋さんなの？何それ可愛いんですけど

包「じゃあ行こうか。A、まんば」

主「うん」

山「ああ」

あんまりお腹空いてないけど……

行かなきゃだよね

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