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第40話 ページ46






「さて、行くか

俺らがあいつらを引き付ける。
その隙にお前らはさっさと行きな」


「……すまねーな」


「何、良いってことよ
代わりに来週ジャンプおごりな」


「あぁ」




そうして会話が途切れたかと思うと、坂田さん達は走り出す




「しっかり捕まっとけ!」




そんな声が聞こえて、『え?』と聞き返すよりも早くにフワッと体が浮いたような感覚


屋根と屋根の間を飛び越えているということを、遅れて気づいた




『わ、うわわわ』




私は落ちないように坂田さんに必死にしがみついているのがやっとだ





少し慣れてきて、ふと目を開けると、坂田さんの後ろに銃を構えたグラーツがいた




『銀さん!危ない!!』


パアン




だが、そんな私の叫びはむなしく、坂田さんの肩に弾丸がくいこまれる




「ぐっ………」


『銀さん!』




坂田さんの手の力が急に弱まり、私は地面に立ってたまらず呼び掛けた





「っ……お前………逃げろ………!」


『銀さんを置いて行くなんて私に出来るはずがありません!』


「俺は…いい……から…………!」


『そんなの………!!』




すると、後ろからカタンという物音がした


それに、恐る恐る後ろを見ると、そこには刀を降りかざしたグラーツがいた




ーーーーヤバイ、斬られる……!!




そう思い、反射的に思いっきり目をつぶった


しかし、いっこうに痛みを感じる事はなく、変わりにカキィィィィンという金属と金属がぶつかりあう音が私の耳をつらぬいた。


驚き、目を開けるとそこにはさっきみた栗毛の男の人がいた。




「御用改めである!真選組だァァァァ!!」

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にゃご - 春さん» いえいえ、こちらこそありがとうございます!!遅れてしまってすみません…… (2017年3月13日 18時) (レス) id: a66f0ad43b (このIDを非表示/違反報告)
- 遅れました!いやー、使っていただいてありがとうございます!笑銀ちゃんは認めないですねー← (2017年3月13日 17時) (レス) id: a243a73ee4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃご - 春さん» いえね、ちょっと軌道修正したくて……ww (2017年2月25日 15時) (レス) id: a66f0ad43b (このIDを非表示/違反報告)
- 作者様登場www (2017年2月25日 12時) (レス) id: a243a73ee4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃご - 総悟13さん» ほほほ本当ですか!?まさか沖田13様にお気に入り登録してもらえるとは………光栄です!! (2017年2月20日 17時) (レス) id: a66f0ad43b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃご | 作成日時:2017年1月22日 14時

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