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第10話 ページ12

パニックからか、私の心の中は異常に空元気だった。


うん、なるほど!これが妙ちゃんの言ってた身の危険ってやつだな!!

よし、蹴りあげよう!

分かってるだろうからどこをとは言わないよ!


そう考えて、蹴りあげようとしたとき、私はあることに気づき、顔をしかめた。

足に体重を掛けられているため、足を動かす事が出来ないのだ。


かと言って手で抵抗しようにも、手は押さえつけられている。


自分がいかに最悪な状況であるか、気付くのに時間はかからなかった。




「おじさんも寂しいんだよぉ〜」


『や、やめてっ!』




必死に抵抗しようとするが、男女の力の差は埋まらない。
私の声も聞こえないようで、おじさんは私の胸に手をのばそうとした。

抵抗しようにも無駄なので、せめて大声を出して誰かに助けを求めようとしたときだった。

突然の爆風。それとともにかかっていた体重が無くなり、体が自由になった。
突然のことに、何があったのかと、周りを見渡すとおじさんの姿は目の前には無く、椅子にめり込んでいた。

代わりに目の前には、木刀を握りしめた一人の銀髪の男。

あのおじさんはこの人が吹き飛ばしたのだと、気づくには少し時間がかかった。


そんな中、さっき聞いた声とはうってかわって頼りがいのある、どこか安心する声が、耳に届いた。




「オイ、おっさん、何やってんのー?」


『ぎ、銀さん!!』




驚きのあまり、開いた口が閉じれなかった。

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にゃご - 春さん» いえいえ、こちらこそありがとうございます!!遅れてしまってすみません…… (2017年3月13日 18時) (レス) id: a66f0ad43b (このIDを非表示/違反報告)
- 遅れました!いやー、使っていただいてありがとうございます!笑銀ちゃんは認めないですねー← (2017年3月13日 17時) (レス) id: a243a73ee4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃご - 春さん» いえね、ちょっと軌道修正したくて……ww (2017年2月25日 15時) (レス) id: a66f0ad43b (このIDを非表示/違反報告)
- 作者様登場www (2017年2月25日 12時) (レス) id: a243a73ee4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃご - 総悟13さん» ほほほ本当ですか!?まさか沖田13様にお気に入り登録してもらえるとは………光栄です!! (2017年2月20日 17時) (レス) id: a66f0ad43b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃご | 作成日時:2017年1月22日 14時

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