秘密 7 ページ8
レオside
エ「A！！」
飛び出していこうとするエミリアの手を掴む
エ「どうして……！」
レ「貴女が外へ出れば姫が2人いることになる。周りが混乱してしまう。だから俺が追います」
こちらを見るエミリアの目は不安そうに揺れている。その目からポロポロと涙を流す
エ「私のせい……全て私のせい…！お母様も、ゼンのことも、お兄様のことも、Aのこともっ！全て私が……！」
レ「違います。女王陛下の病は何をしても治らない、と医者も言っていたでしょう。俺は自分でこの道を選んだ。エミリアのせいじゃないです。幼い頃からあの“力”を使いこなすなんて難しいです。だからエミリアのせいじゃない」
俺はエミリアが今もこの事で悩んでいることを知っている。ずっとエミリアが自分を責め続けていることも
エ「はなして………」
レ「え？」
エ「話して。私の過去を＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ここにいる理由を」
レ「ですが………」
エ「お願い。このままじゃあの子、どこかへ行ってしまう気がするの。だから話してあげて」
エミリアの過去……エミリアがここにいる理由、話すのを今まで躊躇っていたエミリアからそんな言葉が出るだなんて
レ「分かりました。探してきます」
エ「ええ。頼んだわ」
図書館に戻って探しても、Aはいなかった
どこに……！？
ふと室内庭園の扉が目に入る。もしかしたら………！
その部屋を開けると、座り込んだAは声をあげて泣いていた
嘘つきと、信じてなかったのと、そう言いながらAは泣いていた
違う。ちゃんと話さなければ
レ「A様」
主「レオ…………」
涙に濡れた瞳が俺を映す
同じ目線になるように膝をつき、目元の涙を拭う
レ「話さなければならないことがあります」
俺も、エミリアも、Aも、ゼンも、この国も、全てが関わる事実を
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埋夜冬(プロフ) - 通りすがりさん» 何か期待裏切っちゃったみたいでごめんなさい。ただほら、フラグは付けましたから……ね、うん。BLエンドですが、まぁこれを機に純粋なBLに少しでも興味を持ってくれたならいいな〜(ﾁﾗｯ)閲覧ありがとうございました！ (2019年3月30日 19時) (
レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - こんにちは。前作？１の頃から見てました、久しぶりに来てぶっ飛ばしてラストだけ見てみたら…BL結末だったんですね。
BLニガテな方なのですが、主人公カワイイからいいよね☆
てっきり勘違いで実は初恋の相手は姫だった、で修正されるのかと思ったら…。 (2019年3月30日 14時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬 - ソラネさん» ありがとうございます！コメントを下さったのがソラネさんで良かったです！これからも色んな作品を更新していくのでよろしくお願いします(*^^*) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 939d4e02e6 (このIDを非表示/違反報告)
ソラネ - とっっっっってもおもしろかったです！！！ 次の作品楽しみにしてます♪♪♪ (2018年3月3日 3時) (レス) id: fe58a72f0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埋夜冬
| 作成日時：2017年10月19日 0時
