秘密 25 ページ29
Aside
レ「姫になって下さい、一生」
主「は？」
レ「エミリアとゼンが城下で暮らすのに賛成ならば、姫の代わりに貴方が一生姫の代わりをしなければならなくなります。いきなり姫が聞いたら不審がられますからね。それでもよろしいのですか？」
そ、そうか……！！エミリアがいなくなったら不審がられる！僕が一生姫の代わりをするってことか！でも……………
エミリアとゼンが不安そうにこちらを見ている。うぅ…………どうしよう。でもこれで僕が拒否したらエミリアとゼンから笑顔が消えるんだろうな………
主「あの＿＿＿＿＿＿」
エ「やっぱり駄目！」
エミリアが叫んで皆がびっくりする
エ「こんなの私のわがままよ！ここで姫として過ごしたってゼンと会えるのに城下で過ごしたいだなんて！ただでさえも引き込もって皆様に迷惑をかけているのに……。これ以上迷惑はかけれないわ！だからいいの。私、姫に戻るから。ごめんなさい、A。今の話は忘れてちょうだい」
レ「姫に戻ったら忙しくなります。ゼンと会える時間も極端に少なくなりますよ。姫である以上、王子と婚約しなければなりません。ゼンと共にはいられない」
エ「それは…………」
エミリアの顔が暗くなる。ゼンさんが寄り添うと少しだけ顔をあげた。瞳には涙が溜まっている
主「………エミリア、ゼンさん」
2人にはずっと笑っていてほしい
主「僕、姫になるよ。大丈夫！姫の代わりはずっとしてきたから！だから笑って！」
エ「でも＿＿＿＿＿＿＿」
主「あのね、エミリア」
僕はエミリアの言葉を遮った。僕の気持ちはまだ少し揺れている。やっぱり拒否するってなる前に、自分に言い聞かせるためにもこの気持ちを言葉にしなければ
主「僕、ここに来て初めて家族がいることを知ったんだ。初めて家族に会ったんだ。まだ皆が家族だって実感はない。けど家族が泣いてる姿は見たくないよ。エミリアがゼンさんと結ばれた時、エミリアはすごく幸せそうな笑顔だった。弟としてお姉ちゃんの笑顔を守りたいんだ。ね？」
にこっと笑うとゼンさんが目を潤ませながら僕の名前を呟いた。何故？
ゼ「Aくんめっちゃ健気………！おじさん泣きそう…！あ、お兄さんだった」
お、おう………。何かありがとうございます
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埋夜冬(プロフ) - 通りすがりさん» 何か期待裏切っちゃったみたいでごめんなさい。ただほら、フラグは付けましたから……ね、うん。BLエンドですが、まぁこれを機に純粋なBLに少しでも興味を持ってくれたならいいな〜(ﾁﾗｯ)閲覧ありがとうございました！ (2019年3月30日 19時) (
レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - こんにちは。前作？１の頃から見てました、久しぶりに来てぶっ飛ばしてラストだけ見てみたら…BL結末だったんですね。
BLニガテな方なのですが、主人公カワイイからいいよね☆
てっきり勘違いで実は初恋の相手は姫だった、で修正されるのかと思ったら…。 (2019年3月30日 14時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬 - ソラネさん» ありがとうございます！コメントを下さったのがソラネさんで良かったです！これからも色んな作品を更新していくのでよろしくお願いします(*^^*) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 939d4e02e6 (このIDを非表示/違反報告)
ソラネ - とっっっっってもおもしろかったです！！！ 次の作品楽しみにしてます♪♪♪ (2018年3月3日 3時) (レス) id: fe58a72f0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埋夜冬
| 作成日時：2017年10月19日 0時
