秘密 12 ページ14
レオside
主「………お兄ちゃん」
いきなり言われて驚いた。いや、確かにお兄ちゃんだが…………エミリアにも言われたことがない台詞だ。驚きすぎてむせてしまった
オルバン様が持っていた本にあった“年下萌え”と言うのを体験できた気がする。胸がキュッてなったのもむせた理由の１つだ
それからエミリアの部屋へ行くことになった
エミリアも交えて、ちゃんと話さなければいけない
レ「エミリア」
エ「……どうぞ」
泣いているのか少し鼻声だ
レ「A様を連れてきました」
エ「Aっ！！！」
駆け寄ってきたエミリアはギュッとAに抱きついた
エ「ごめんなさい！全部私が悪いの！何も伝えていなくてごめんなさい！私が本当のエミリアだって黙っててごめんなさい！騙しててごめんなさい！私が悪いの……！私が……！！」
主「エミリア」
Aが静かに名前を呼ぶとエミリアの濡れた瞳がAを映す
主「自分を責めないで。確かに、何も教えてもらえなくて悲しかった。でもレオから教えてもらったよ。簡単に教えていいものじゃない。ちゃんと分かってるから。大丈夫だよ」
Aはエミリアを抱きしめ返した
エ「よかった！私っ、いなくなっちゃうんじゃないかって心配で………！！」
主「いなくならないよ。僕ね、エミリアが姫に戻るって言ったらここで働こうと思ってるんだ。ここの人達は何でも出来て気が利いて、僕もそうなりたいって思う。採用してもらえるか分からないけど」
Aならもう少し教育すればここの試験も通過できるだろう
エ「素敵ね！Aなら絶対大丈夫よ！でも、王子に戻らなくていいの？」
エミリアはAの言葉に目を輝かせた後、不安そうに顔を曇らせる
主「うん。今更王子いましたとか驚くでしょ。それに僕王子としてやっていける自信ないし。王子か姫なら姫の方がいいと思ってる」
あはは……と苦笑いを浮かべたAを見て、エミリアはそうと微笑む
そこでバァン！と扉が開く
オ「話は聞かせてもらったぞ！！」
現れたのは全く空気の読めなくて娘のこと溺愛しすぎで(最近俺は引いてる)自称『お茶目で可愛い』我が国の国王陛下…………俺たちの父親だ
オ「エーミーリーアー！！」
オルバン様はエミリアに抱きつき頬擦りをする
オ「父様は嬉しいよー！エミリア成長したね！流石私の娘！！」
エ「父様、落ち着いて……あと苦しい……」
オ「あ、ごめんね！」
ぱっと手を離したオルバンは取り直すように咳払いをした
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埋夜冬(プロフ) - 通りすがりさん» 何か期待裏切っちゃったみたいでごめんなさい。ただほら、フラグは付けましたから……ね、うん。BLエンドですが、まぁこれを機に純粋なBLに少しでも興味を持ってくれたならいいな〜(ﾁﾗｯ)閲覧ありがとうございました！ (2019年3月30日 19時) (
レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - こんにちは。前作？１の頃から見てました、久しぶりに来てぶっ飛ばしてラストだけ見てみたら…BL結末だったんですね。
BLニガテな方なのですが、主人公カワイイからいいよね☆
てっきり勘違いで実は初恋の相手は姫だった、で修正されるのかと思ったら…。 (2019年3月30日 14時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬 - ソラネさん» ありがとうございます！コメントを下さったのがソラネさんで良かったです！これからも色んな作品を更新していくのでよろしくお願いします(*^^*) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 939d4e02e6 (このIDを非表示/違反報告)
ソラネ - とっっっっってもおもしろかったです！！！ 次の作品楽しみにしてます♪♪♪ (2018年3月3日 3時) (レス) id: fe58a72f0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埋夜冬
| 作成日時：2017年10月19日 0時
