Seven★starを探して*K-M-F2*〜Part5〜

魔法使いのｷﾓﾁ：48 ページ8

(藤ヶ谷side)



北山に斬られたﾙｶの左腕からは血が流れていた



宮「ねぇガヤさん!!
二人とも何があったの??」


藤「ん?あぁ、アイツ俺らを利用したんだよ」


玉「り、利用??」



そっか、コイツら何も知らないんだった


後で話さなきゃな…



ﾙｶ「アンタ…本気なの?
女斬るとかサイテーねっ!!」



は?
ったく、本当にワガママっつーか都合がいいっつーか…




俺はﾙｶが持っていたステッキを槍で弾き飛ばした


考えれば魔法はステッキを使って出してたんだからそれをﾙｶから離せばよかったんだ



藤「最低なのはどっちだよ?」




ﾙｶ「……っつ!?」


俺が睨みながらそう言うとﾙｶは急に怯えたような表情になった


腕を怪我してステッキもない


自分を守っていた動物たちも今では一匹もいない

自分が不利だという状況を理解したんだろうな


北「俺らの勝ちだ。文句ないだろ?」


北山がもう一度刀を構える

藤「!?」




アイツ…
泣きそうな顔してる?


よく見たら手も少し震えて…




本当はこんなの嫌なんだよな。


それでもやらなきゃって必死なんだ…





ﾙｶ「いや…」



ﾙｶも今までで一番怯えてる
こう見れば普通の女の子なんだけどな…



北「っ…あﾞぁぁー!!」



北山は覚悟を決めた様に刀を降り下ろした


玉や宮田は目をｷﾞｭｯと閉じてたけど、俺は地面に落ちていく血をただ見つめていた

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