[まふまふ]拾った猫と私の秘密。[そらる]

バレンタイン続き ページ39

A視点






『二人とも違うの!私が倒れそうになったのを天宮さんが支えてくれてただけで…』





そ「へえ…それにしては抱き付いてるように見えたけど…」




『いつから居たの!?』




ま「Aちゃんが、天なんちゃらさんに支えられて、頬を赤くしていたときです!」






僕、怒ってますから。
そう言って、ﾌﾟﾝｽｶと怒るまふ。
そらるは怒ったとは言わないけど、明らかに不機嫌そうだ。

どうしよう。






『ごめん、二人を誤解させるようなことをしたのは、悪かったから。許して。』






二人にそう謝ると…





そ「じゃあ、俺らの方が好きだって証明してよ。」




『えっ…ど、どうやって？』






ま「んー、其れじゃあ…キスしてください。」





『え!?私から…?』




そ「良いね、それ。Aからのキスで、証明して？」






ジリジリと近付く二人、少し後ずさる。







ま「A、離れちゃ駄目。もっと寄って。」




そ「んじゃあ、俺からしてよ。」





そう言って、目を瞑って、顔を近付けるそらる。
私が、えっ…と躊躇っていると、早くと催促される。

しょうがない。と思って、ゆっくりと唇をくっつける。



そして、直ぐに離れようとすると、後頭部を押さえられ、何度も口角を変えてキスをされる。






そ「ﾝ…ﾁｭ」





リップ音が耳に良く響く。
唇を離された頃には、顔は真っ赤だった。
そして、ホッとするのも束の間、







ま「A。次は僕ですよ。」









続きます。

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