[まふまふ]拾った猫の秘密。[そらる]

秘密６ ページ7

A視点

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｶﾞｼｬ






煩くなる目覚ましを止め、起きる。






ああ、今日の取引は三件か…。






忙しいだろうな。






６時を指している時計。






まだ、薄暗い。






電気を着けると、眩しくて一気に目が冴えた。






そらまふは何してるんだろ。






そう思い、ドアを開ける。






まだ、ｽﾔｽﾔと可愛らしい顔で寝ていた。






今なら触れるかな？






私はゆっくりと近づき、優しく、そらるの頭を撫でた。






毛はふさふさで暖かい。






そ「ﾝﾆｬ？」






なんて、可愛らしい声を上げたそらる。





癒される。可愛い!!






思わず抱き締めそうになる自分を落ち着かせ、静かに部屋を出た。






起きてきたときの為にドア開けとこう。






*






卵を割り、ｻｯと回す。






塩コショウで味を付けて、





スクランブルエッグとアスパラベーコン!!






簡単で美味しい。朝の定番だ。






ﾊﾟｸｯ






『…ん、美味しい。』






そんな独り言を漏らす。






素早く食べ終わり、薄目の化粧をする。






そらまふ達のご飯を用意した。






時間は６時45分。





起きてるかな？そうおもい、ドアから覗く。






真っ青な瞳と目が合った。





『おはよう、そらる。ご飯先食べる？』






そう聞くと、





そ「…ﾆｬｰ。」





と、少し低め眠そうに鳴いた。

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