はじまり ページ1
いつも通り、推しの動画を見ながら友達なんかと雑談していた。
楽しくて楽しくて仕方ない時間はあっという間に終わって、帰路についた。
あっ、そういえば今日月曜か。しょーてんだなしょーてん。
そう思いながら道角を曲がる。
その瞬間、視界いっぱいにトラックが写り、高いブレーキ音が脳内に響いた。
何を思う暇も無く、全身に強い衝撃が稲妻のように走る。
あっ...これ私死んだな...
他人事のように考えながら、意識が薄くなっていく。
ありがとう、友よ。
ありがとう、家族よ。
ありがとう、歴代の推したちよ。
来世はイケメンか美少女がいいな、それくらい頼むよ。神様。
そこで完全に私の意識は途絶えた＿＿＿
.
.
「...ろ...おき...おー......い...」
うんん...五月蝿いなぁ...あと3分...
「......いい加減に起きろ!!」
パァンッ！
『いっつつた!!?何するんですか！？』
？「は？いつまで寝てやがる貴様。次は女性雑誌のインタビューだ、早く移動しろ」
目を開けると、高身長の男性が私を見下ろしていた。
ん？てか待って？今どういう状況？
インタビュー？
『えっと...何のことでしょうか』
あと貴方どちら様でしょうか...？人見知りな私は震えながらもそう質問する。
すると男性は徐に顔をしかめ、「寝惚けてるのか？」と盛大にため息をつく。
「お前は今からアイドルユニット〈ワンダーメア〉のAとしての仕事に行くんだよ。
で、俺はマネージャーの神崎。
どうだ、これで満足か？」
『......へ』
嘘だろぉぉお！？
ちょ、待てよ！()
どゆこと？何これ？私ついさっき死んだ...よね。
さっき受けた衝撃が頭をよぎり、鳥肌がたつ。
何で？
そう思い、身体中を確認する。血も全く出ていないし、怪我をしている様子も無い。
軽く手のひらを握る。...うん、動く。
どうしよう、頭の中ごちゃごちゃだ。考えすぎて目眩がしてくる。
「...大丈夫か？顔色が悪いが。もしかして何か悪い夢でも見たのか」
軽く頭をポンポンと撫でられる。
あ...何か落ち着く...
「とにかくもう時間が無い。他のメンバーも待たせてる、とりあえず車に乗るぞ」
腕を引かれながら、部屋を出て、私は車に乗り込んだ。
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怪盗N(プロフ) - ズコさん» 有り難う御座いますゥゥ！！まさか「好き」だなんてお言葉を貰えるとは...感謝感激です...本当に励みになります！少しずつではありますが、更新頑張っていこうと思います！ (2020年5月11日 23時) (
レス) id: ac0e110ce7 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗N(プロフ) - momo さん» コメント有り難う御座います！！励みになります！皆さんの口調があまり掴めていないかもしれませんが、ちょくちょく更新していこうと思います。これからも応援して下さると嬉しいです！ (2020年5月11日 23時) (レス) id: ac0e110ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ズコ(プロフ) - この作品めちゃめちゃ好きです。投稿頑張って下さい！ (2020年5月11日 23時) (レス) id: d81c77bd60 (このIDを非表示/違反報告)
momo - 最&高 (2020年5月11日 17時) (レス) id: 55905a6c44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏音 | 作成日時：2020年5月9日 18時
