学園王子の裏の顔 ars-N.K ５ (ページ1)

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ワケの分からない言葉 ◆Ｎページ1

相葉さんと公園を後にして、

呼んでいた車に乗り込む。

○「真っ直ぐ家でよろしいですか？」

和「うん、よろしく。」

Aに早く本当のことを話したいけど、

あんなこと言っちゃった後だし。

一旦心を落ち着けてから、

Aの家に行くつもりだった。

車が発信したと同時に、

ポケットの中のスマホが着信を知らせる。

和「翔ちゃん…？」

画面には、

“櫻井翔”と表記されていて。

めずらしいな、なんて思いながら、

通話のボタンをタップして、

電話に出る。

和「もしもし？」

そう言っても、

翔ちゃんからの返事は返ってこなくて。

和「翔ちゃん？聞こえてる？」

何回か呼びかけてみるけど、

全く応答がない。

和「何なんだよ…。」

一向に返事が返って来ないから、

通話を切ろうと、耳から少し離した時。

翔『怖い？』

和「は？」

ワケの分からない翔ちゃんの言葉が、

スマホから聞こえてきた。

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