ハロウィンは苺色に染めて。【短編合作×すとぷり】

悪魔は恋に落ちた【さとみ君】ｂｙ瑞樹チロル ページ2

さとみ君が悪魔設定

さとみ君の片思いです。

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　 今日はハロウィン。天使、悪魔共に大騒ぎしている日。

　 天使と悪魔は敵対関係にある。

　 と言っても、戦争などはしないが貶し合ったり、悪口を言ったりする程度だ。

　 もちろん、天使と悪魔が結ばれるなんて論外。

　 速攻、独房行きだ。

　 そんな状況下のなか、俺は一人の天使の女の子に恋をした。

　 笑顔が可愛くて、天使悪魔分け隔たりなく優しい女の子。

　 大きな森で迷ってしまい、助けてもらったときに恋に落ちた。

　 しかし、天使と悪魔の間には大きな壁がある。

　 誰も越えられない、敵対関係という大きな壁がある。

　 俺は今日もこっそり、木の陰から君をみつめているだけ。

　 それ以上の事は出来ない。

　 下手に動くと、彼女にまで危害が及んでしまう。

　 だから、遠くから見る事しか出来ないのだ。

　 今日も友達と笑い合っている君。

　 その笑顔をそばで見れることはないだろう。

　 この恋は、危険な叶わない恋なのだ。

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