お酒×初恋=ほろ甘依存症【さとみ】

アルコール26% ページ27

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「明日、優香と会わなきゃなんだよなぁ…」



『優香じゃなくて優香さんって呼んでよ。嫉妬する』



さとみの体重が私の方に来てる体制から私の体重がさとみに行くようにして、頬を膨らませた



「急だなw良いよ、分かった」



時計は十時を回っていて二人とも少しボーッとしている状態



『優香ちゃんって何であんなに可愛いんだろ…』



ふと思った事



「Aの方が可愛いけど？」



…こう言うの、平然と言ってくるのは反則ですよね



『…もうすぐ私帰るね』



「何、照れてんのかわいー」



ぐしゃぐしゃに頭を撫でてくるから更に私の体温は上がる



「あ、あと帰るなら送る」



『ありがとー』



今が幸せだし毎回、離れる事にもう会えないかと思って不安に陥ってしまう



この体温ももう感じれないのかと思ってキュっと心が痛くなる









.









『送ってくれてありがと。』



つい話し込んでいるとマンションの前に着いてしまった。



「全然ええよ。また何日か後に会おうな、おやすみ」



『うん…おやすみ』



離した手を見ながらマンションの玄関へ向かう



「A！」



急に少し大きな声で私の名前を呼んださとみ



振り向くとキスをされた



「おやすみ。ふふっ」




『っ〜…！お、やすみ』



頷くと何度か此方を振り向きながら見えない所まで歩いていった



『ばいばい』



無意識に出てきた言葉を書き消すように私も歩き出した



だって、ばいばいってもう会えないみたいだから。









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