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伏「飲み込むな!!馬鹿!!
やめろ!!やめろ〜!!」

(喰ってどうするのよ美味しいの?)

伏(バカ言うな
より強い呪力を得るためだ)

『あるじゃん全員が助かる方法!!』

恵「あ??」

『アタシにジュリョクがあればいいんでしょ!?』

Aは止める伏黒を最後に勢いよく口に突っ込んできた指をそのまま飲み込んでしまった

伏(両面宿儺の指
特級呪物だぞ!?猛毒だ!!確実に死ぬ!!
だが万が一…万が一…!!)

欲しかったものを横取りされた呪霊は意味不明の喚き声を散らしながらAに手を伸ばしたが

女は向かってくる呪霊を一気に蹴散らし、呪霊は怒り狂い女に向かったが粉々になった

伏「!?」

月を覆い隠していた暗い雲がはれ月が出てきた
その月光に照らされ女は顔を現した

額・頬・首に模様が現れ紫の爪につり上がった目の下にニィ…と細められる目

いつのまにかゴムで結んでた長い髪がゴムが千切れ髪が顔にかかったのを煩わしそうに払いゆらりと動いた

「ケヒッケヒヒッ」

女の口からもれた笑い声

「ハハハハ!!」

鼓膜を破る勢いで女は口を大きく開けて笑った

「あぁ…やはり!!光は生で感じるに限るな!!」

伏(最悪だ!!
最悪の万が一が出た!!
特級呪物が呪肉しやがった!!)

一歩踏み出し女はAが着ていた自らの服を自らの手で破いた

「呪霊の肉などつまらん!!
人は!!女はどこだ!!」

眼下に見える街並みを見下ろし女はうっとりと目を細めた

「!!いい時代になったのだな女も子供も(うじ)のように沸いてる
素晴らしい塵殺(おうさつ)だ」

女は不意に自分の体を見下ろした

服と下着がなくなり引き締まった上半身
制服のスカートから出るスラリとした長い足と長い髪

「この体は女か…
足・腰・胸…肉付きのある、いい女だな
しかし…まあいい性別など些細な問題いつでも変えれる

それに久方ぶりにこうして復活できたのだからな!!」

不意にガッと音がして女の首に女の片手がかかった瞬間、女の笑みが崩れた

伏「!!」

「あ?」
『人の体で何してるの返して』
「オマエなんで動ける?」

『??いやアタシの体だから
てか服!!下着も!!お気に入りの服だったのに…』

てか、あしゅら男爵みたいになってる??

(抑えこまれるー)

『今のは…』

伏「動くな
オマエはもう人間じゃない」

『え??』

Aは首を傾げた

伏「呪術規定に基づき虎杖A
オマエをー
"呪い"として祓う(ころす)

こちらを見る目には鋭く伏黒が手を合わせ己の影から式神を出そうとしてた

2話 秘匿死刑→←・



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作者名:卯月 | 作成日時:2022年7月6日 16時

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