第××話『恐怖ノ女子会?“弐”』 ページ35
『……』
中「……」
ポートマフィア本部、とある一室
泣く子も黙る五大幹部の二人が綺麗な青い着物と可愛らしい白いロリィタ服に身を包み写真を撮られていた
樋「先輩ッ!此方にスマイルを!」
紅「ほれ、中也。何故顔を隠しておる。手は前で組めと云っておるだろう」
エ「ここを押して……やった、撮れたわ!」
樋口や姐さんのみならずエリス嬢も撮影に参加していた。しかも彼女が持っている
『(エリス嬢が撮った写真は問答無用で首領に見られるんだろうな)』
死んだ魚の目をしている芥川に向かって姐さんはポツリと呟いた
紅「ロリィタ服もいいが、芥川は着物も似合いそうじゃ」
『……っ!』
中「逃がすかッ!!」
『痛ッ!』
エ「よくやったわ、チュウヤ!」
姐さんの言葉を聞き、コンマ一秒掛からずに走り出そうとしたのにも関わらず中也は逃げようとした芥川の背中を思いっきり叩き、異能でねじ伏せた
『中原さん、後で覚えてろ。貴様は絶対に許さぬ』
中「ふん、云ってろサンピン」
樋「着物……着物かぁ。やっぱり先輩は黒が……いや!白か?いいや!赤もいいッ!あ〜どれも似合います、芥川先輩!」
『若干一名妄想の世界に入ってるな』
これまでになくキラキラと目を輝かせてガッツポーズをしている樋口
そんな姿を微笑ましく見ていた姐さんが動き出した
紅「ではまず黒から着るか」
『まず?えっ、まずっていうことは次もあるんですか?勘弁して下さい』
エ「桃色の着物も着て欲しいわ」
紅「桃色も善いのう。持ってくるとするか……中也」
中「お任せ下さい」
『……ならば!』
またもや爽やかに返事をしたチビ幹部を睨みつけ反撃と云わんとばかりに声を張り上げる
『中原さんもロリィタ服を着るべきです』
中「……あ"?ったく、笑える冗談はよせ……ハハッ」
と云いながら笑ってない。実際は口元は引きつり、目は此方を睨み付け、殺気を出している
『青色のロリィタ服でも如何でしょう』
紅「名案じゃ、芥川」
中「ちょっ、姐さん。それは……」
エ「なら黒いのも着ましょ!」
樋「フリルも沢山付けましょう!」
中「何っでそうなる!?」
『諦めてください。そういう運命なんですから』
精神的なダメージは中也の方がずっと大きいだろうなと思いながら数時間着せ替え人形にされた芥川達だった
end.
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らしろ(プロフ) - Regulusさん» コメントありがとうございます。楽しみにして下さり嬉しいです。頑張ります(*^^*) (2019年6月19日 20時) (レス) id: 2b7c5de986 (このIDを非表示/違反報告)
Regulus(プロフ) - このお話大好きです(*≧ω≦)続き楽しみに待ってます!更新頑張ってください(*≧∀≦*) (2019年6月15日 6時) (レス) id: 9c91fd3a1d (このIDを非表示/違反報告)
光牙(プロフ) - 私的には太宰オチがいいな〜。個人の意見なんで気にしないでくんさい。そして更新がんばれ!応援してます(^ー^)ノ (2018年12月11日 21時) (レス) id: bfcb6bfd1c (このIDを非表示/違反報告)
らしろ(プロフ) - Lamia0495さん» コメントありがとうございます。オチはまだ未定ですが、色々考えてみます( ^^ ) (2018年9月12日 0時) (レス) id: 8b3e2d1361 (このIDを非表示/違反報告)
Lamia0495(プロフ) - 敦くんオチ…だったらいいなぁ… (2018年9月11日 20時) (レス) id: a731b4f87b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らしろ | 作成日時:2018年9月8日 18時