紅茶の情報屋【ヒロアカ】

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:7,573 hit

とある路地裏に一人、少女が歩いていた。

その少女は、マフラーで首を隠し、マスクで顔を覆っていた。

彼女は何時も、影と、紅茶の香りを纏っている。

彼女は木製の扉を開け、家へと帰り
二つの椅子とテーブルへ近付き、ティーセットを用意する。

視界の隅には、真っ白な羽根が数枚落ちていた。

黒猫の鳴き声に誘われ行き着く先は皆決まって小洒落たカフェだった。

そこには少女が住んでいて此方の望む情報を提供してくれる、お金は掛かるが…

彼女は毎回、必ず紅茶を淹れて呉れるから
　〝紅茶の情報屋〟
何て呼ばれる様になったらしい

情報屋は過去の事を、彼女自身は覚えていない、只、忘れてはいけなかったという事は鋭い直感で感じ取っていた。

『ねぇナギ、私さ、昔の事思い出すためにさ、色んな事してみたい』

｢…………そぉ、…じゃぁさ、雄英行ってみたら？色々するんでしょ？｣

『ユウエイ、か』

少女は立ち上がって

『決めた、私ヒーロー目指してみる』

影は頬杖を付き

｢頑張れ｣

と言った、

彼女は紅茶の情報屋、過去を思い出すために、ヒーローを目指します

－－－－－－－－－－－－－－－－－

初作品です、ご注意を執筆状態：更新停止中