7回目の好き ページ8
競技用水着に着替えてプールサイドに行くと
ちょうど坪井先生の掛け声で皆が集まる
「よし皆揃ったな
もうすぐ大会だ。気を引き締めて練習するように
個々で練習始めてくれ
解散」
さて、誰か私とタイムトライアルやってくんないかな
やっぱり練習でもタイムを競える人とやった方が早くなる
ちらちら探していると澪奈先輩がこちらにやってくる
今日も綺麗だなぁ澪奈先輩
「A、今日私とタイムトライアルやってくれない？」
「澪奈先輩！いいんですか！？」
まさか今日憧れの人とタイムで争えるなんて
まだ全然足元にも及ばないかもしれないけど、頑張ろう
「翔先輩がタイム測ってくれるんですね！
お願いします！」
いざ泳いでみるとやっぱり澪奈先輩は早くてさすがだなと思う
私も数秒遅れて到着する
「ど、どうですか？」
恐る恐るタイムを聞くと少し早くなっていた
「A、前より早くなってんじゃん」
「すごい。よかったね！」
「澪奈先輩が前を泳いでたから頑張って追い抜こうと思って、結局抜くことは出来なかったですけどね」
翔先輩と澪奈先輩に褒められてデレデレしてると花恋先輩がちょうど近くに来てて声をかける
「花恋先輩聞いてくださーい
またタイム伸びてました、褒めてください！」
「へぇ、やったじゃん！よく出来ました」
そういうと近寄って頭を撫でてくれる
「先輩達のお陰です！
まだまだこれから頑張ります！！」
「A顔緩みすぎ」
「Aを見てるとなんか元気出てくる」
「本当本当、私も頑張らなきゃ！」
先輩からお褒めの言葉沢山もらって顔がにやける
翔先輩にも言われたけどこれ緩むしかなくない？
しかもこんな美しい人達に言われたらニヤけるくない？
ニヤけるな言う方が無理くない？
「澪奈先輩もう一本お願いします！！」
これ以上にやけないように澪奈先輩にもう一度お願いすると快く引き受けてくれた
次も少しでも澪奈先輩に追いつけるように
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作者名：百舌 | 作成日時：2019年3月26日 1時
