【WT】水縹色のエンドロール。【nkm】

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久しぶりに、夢を見たんだ。



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「Aおはよぉ！」

『...私起きてない...』


朝いちで最初に聞こえるのは、なかむの高くて綺麗な声。


「えぇ〜？なにそれぇ...一緒にしゃべらない？」


キラキラとした、相変わらず綺麗な水色の瞳はまっすぐに私を見ていた。


そして、しばらく布団の中にいたいという気持ちとなかむと話したい気持ちが頭の中でぐるぐると巡り、結局は布団から顔を出す。


『はぃ...おはよ』

「おはよ！お店いこ！」


私が起きた瞬間にまたぱっと明るい表情を見せて別の提案も出してくる。


『えぇ...？しゃべるんじゃないの？』


「しゃべりながら。いこ？」


まだ顔も洗っていないから、少し瞼が重くて、なかむに掴まれていない方の手で目を擦る。


看護師さんも許してくれているから、すれ違った人達はみんなニコニコとしながら挨拶をしてくれる。





そんな毎日が、なんとなくだけど、一番幸せだと思ってた。




なかむがいた間はいつも笑っていて、周りがキラキラして見えて、こんなに楽しい毎日が続くのなら、ずっとこうしていたいと思っていた。




そんな、綺麗な夢。




＊＊＊＊＊＊＊＊




うっすらとカーテンから漏れる明かりで目が覚める。


耳を澄ませば、遠くから誰かの歩く足音、朝食を運ぶ台の進む音。

見舞い客や、患者さんたちの笑い声。



いつもは重たい瞼が、今日はすっと開く。



......そろそろだ。



そう思ったとき、いつものように優しいノックの音が鳴る。




・・・・・・


お久しぶりです...！

ほんとにやっといつものような文章が書けた気がします...。

コメントほんっとに嬉しいです！！ありがとうございました！

コメント見てちょっとやる気100倍のアンパンマンで。(？)


毎日更新も頑張りますので、最後までお話を見届けてくだされば幸いです！

それではまた次の更新で！

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