関係[短編]

先生×生徒ver.1話 ページ1

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「ふうー....」





18なのにタバコを吸い続けてる私



頭ではだめだって分かってるのに



なかなか手放せない.....



(だって落ち着くもん)




なんて屋上で一人浸っていると





「こないだ吸うなって言ったばかりだろ」





呆れた顔して私からたばこを奪い取る



チャラくて童顔でまるで先生には見えない



こいつは私の担任の北山宏光





「んだよその派手な髪色にケバいメイクは」





(あー本当、うざっ)





「なんでいつも私にかまうんだよ」




「お前の担任だから」




「そういうのいいから....」




「は？」




「どうせクビになるとかそういう事だろ」




「ちげーよ」




「いいよ言い訳は」




「心配なんだよ、お前の体が


　若いうちからこんな吸いやがって」




「......」





地面に落ちたたばこを拾い集めてる



さすがに馬鹿な私でも



北山が心配してくれてるって事は分かる





「それからそんなスカート短いと襲われっぞ」




「余計なお世話」




「たく、本当なんも分かってねーな」





たばこを拾うのをやめて立ち上がり



どんどん私に近づいてくる北山





「な、なんだよ」





一歩ずつ後ろに下がって遠ざかるけど



背中にフェンスがあたって逃げ道がなくなる





「言っても分かんねーならしょうがねーじゃん」





私の顔の横のフェンスに手をついて



真剣な眼差しで見つめてる

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