ラヴ・リミナル[前編]

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今夜は長くなりそう...って、




「嫌です！！！！」




危うくはいって言いそうになった



(危ない、危ない...)




「なんで？負けるから？」




「そんなこと...っ！！」




「だったらやるぞ」





プシュッと音をたてながら蓋を開けて



強引に缶ビールを私に押しつける先輩



勝負はしたくないけど



仕事した後のビールって最高だよね



なんて考える自分もいる



(うーん、でも....やっぱり....飲みたいっ！！)





グビグビッ....





「〜〜っ//」




「はは、いい飲みっぷりだな」





頬杖をつきながらまじまじと私の顔を見る先輩



(もうどうにでもなっちゃえ〜//！！！！)








＿＿＿＿＿＿＿＿＿








「自分で勝負もちかけておいて...


　寝るかな普通〜//」





なんと少し飲んだだけでいつの間にか



ソファーによし掛かって目を閉じていた先輩



でもこれはきっと酔ったからじゃなくて



疲れてたからだと思う



この勝負は引き分けかな....



でも逆に私はもうべろんべろんだし



(三本も開けちゃった.....//)



でもただで三本も飲めたんだし先輩に感謝だよね



このまま長居するのも悪いし



机の上を出来るだけ片付けて




「ごちそうさまでした〜//」





先輩に向かってお礼を言って立ち上がった時






グイッ....






突然寝ているはずの先輩に腕を掴まれ



引っ張られた私はバランスを崩して



先輩の胸に飛び込んでしまった

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