密室[短編]

車ver.1話 ページ21

.





A......





「A」





「ん...ゆうくん」





ハンドル握りながらちらちらこっちを見てる



運転してる姿かっこいい...//






「やっと起きたー」




「ごめん寝ちゃってた」




「ふふ、いいよー可愛い寝顔見せてもらったし」





「...//！！」





「買い物疲れたでしょ..？少しは休めた？


　もう少しで着くから」





「うん...ところで今からどこ行くの？」




「ひみつー」




「もーふふ、楽しみにしてる」





今日は大学時代に知り合ったゆうくんこと



玉森裕太くんとデート中です



って言っても付き合って4年経つけどね




なんてにやにやしてると人気のないところで



止められた車、外は真っ暗で何も見えないけど






「ついた！」





「何にもないよ...？」





「外に出てみてー」






車からおりるとゆうくんが空、空！って



空を見ると普段は見られない満天の星空






「うわー凄い綺麗...」





「でしょー、よくここドライブに来るんだ


　一度はAに見せたくて」





って言って空を見上げてるゆうくん



その横顔に見とれていると





「あのさ....」




「ん？なに//？」




「大事な話があるんだけど...


　車の中ででもいい...？」





「う、うん....」





そこにはふわふわしてるゆうくんとは違くて




真剣な顔したゆうくん




いつもと違う雰囲気に少し不安を覚えた

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