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エピソード21 ページ23

ヴィ「はぁ?
アンタ急に何を……」

「あの、申し訳ありません!
失礼致します!!」

私はペコッと謝ると、異能力で真っ白な異空間へ移動する。念を送ると、縦長の黒いモニターが浮かび上がり、先程まで私がいた廊下の様子が映る。

「えーと……」

私は移る範囲を広げると、廊下の外の中庭が騒がしくなっているのが見えた。
拡大すると、エースさんやユウさんの姿を発見する。

「居たぁ!!」

早速中庭に繋がる"扉"を開き、早々とその"扉"に飛び込んだ。













「皆さ〜ん!!」

中庭に着いてすぐに、私は手を振ってユウさん達に近づいた。

ユ「あ、Aちゃん!!」

エ「お前何処行ってたんだよ……」

「も、申し訳ありません……
学園をぼんやりと眺めていたらはぐれてしまって……
皆さんは、ここで何を?」

デュ「グリムが授業サボろうと逃げ出したから、皆で捕まえてたんだ」

デュースさんはやれやれと言わんばかりと口調で露骨な表情を浮かべた。

「まぁ、そんな事が……
大変な時に駆けつける事が出来ず、申し訳ありません、ユウさん」

ユ「大丈夫大丈夫!
ユウちゃんが謝る事じゃないし、悪いのはこの毛玉やr…ゲフンゲフン、グリムだから」


その当のグリムさんは、ユウさんの腕の中で不機嫌な顔をしている。

グ「やだやだ〜!
つまんない授業は嫌なんだぞ〜!!」

ユ「はいはい…
そんなんじゃ、大魔法士になれないよ!」

グ「くそー!
お前、なんか今日厳しいんだゾー!!」

「まぁまぁグリムさん。
私と一緒に頑張りましょう?」

ユ「ほら、Aちゃんもこう言ってるし、ここで親分が頑張らないでどーすんの!」

グ「うぐぐ……


分かったんだゾ……」

グリムさんは渋々と頷いた。









エ「んじゃ、昼メシのチョコレートクロワッサン宜しくな!監督生殿?(ボソッ)」

デュ「俺のアイスカフェラテも忘れずにな(ボソッ)」

ユ「分かっとるわい!!(ボソッ)」

「皆さん、どうしたんですか?」


エ&デュ&ユ「「何でもない何でもない!」」

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布教する猫(プロフ) - すみません!すぐ訂正します! (2021年7月11日 10時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!m(_ _)m (2021年7月11日 10時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
ルーい - なのすみません。エピソード13のエースが言ってるの頃で、バラは、赤でも良くね?の所は白でも良くね?の間違いではないでしょうか?間違っていたらすいません。 (2021年7月11日 10時) (レス) id: 2ce8842d2e (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - ありがとうございます!!m(_ _)m (2021年3月21日 13時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
梔子(プロフ) - めちゃくちゃいつもおもしろいです^ - ^ (2021年3月21日 13時) (レス) id: 7d4fe6920f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1  
作成日時:2021年1月10日 20時

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