駆け引きなんていらない！２【名前変換オリジナル】

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「…ただいま」


――ガチャ…





シーン




誰もいない…



「…はぁ」


少し、ほっとした。
瑠衣がいたらどんな顔して会えばいいのか分からない



そもそも私は瑠衣のお姉ちゃんだし



朝帰りとか良くないのかもしれないけど





私は優馬といっしょにいる事を選んだ。







――ガチャ



瑠衣「…姉ちゃん」




「瑠衣」





瑠衣「どこ行ってたの？」


「…優馬と、いたの」





瑠衣は想像より怖い顔をしている


瑠衣「姉ちゃん、俺今まで姉ちゃんしか見てなかった。ずっと好きでいつか俺を男として見てくれると思ったけど、姉弟って…難しいね」



「…瑠衣、私…」

瑠衣「今までありがとう姉ちゃん」



「…え？」



瑠衣「俺は姉ちゃんの幸せが1番なんだよ、結局」



瑠衣は私をぎゅっと抱きしめた。
暖かい、家族としてのはぐ


「…瑠衣こんなに大きくなった、ずっと一緒にいるから当たり前みたいだったけど」




「瑠衣は男の子だよ」





瑠衣「…うん、だから姉ちゃん」




瑠衣「弟として、一緒にいて欲しいです。」



「…当たり前じゃん、私は瑠衣がいなきゃ嫌だよ！」





瑠衣「うん…俺も良い人探してみようかな」


「瑠衣ならきっと、素敵な人に出会えるよ」




「私も、優馬と幸せになるよ」







大好きで溢れている。

恋人の好きだけじゃない




私の周りはずっとずっと、暖かかった…

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