駆け引きなんていらない！【名前変換オリジナル】

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愛梨side


雛「いらっしゃい！」




「ごめんね、急に」



雛「ううん！愛梨といれて嬉しいよ！」





いい子だなぁ、雛

きっと雛は親にも愛されて育ったんだと思う

今は訳あって弟と2人暮らしだけど






雛「じゃああがって！」



「お、お邪魔します！」




雛の家に行くのは初めてだ
中学の時は今よりは仲良くなかった




「綺麗にしてるんだね」


雛「そんな事ないよ〜瑠衣が頑張ってくれてるの」


「瑠衣？」



雛「弟！ちょうどさっき帰ってきたの！」


「へぇー」



そういえば、雛の親が再婚したのって割と最近だった。
知らないのも訳ないか







？「あれ？友達？」





男の子の声…





雛「あ！瑠衣！」



「弟く…ん」







瑠衣「初めまして姉がいつもお世話になってます！」








え、かっこいい…

雛の弟ってこんなにかっこよかったの！？！？





「えと、橋田愛梨です、こちらこそお世話になってます」








瑠衣「姉ちゃんが友達連れてきたのって初めてだよね！」



雛「うん！愛梨は中学から仲良いんだー！」




瑠衣「姉ちゃんと仲良くしてくれてありがとう！愛梨ちゃん！いつでもうち来てね！」




雛に少しだけ、似てる気がした



雛「あー！飲み物もってくるね！」



「あ！うん！」




私は瑠衣くんと2人になった




瑠衣「大丈夫？」



「え？」




瑠衣「ほっぺに泣いたあとがあるし右だけ赤い」





あ、さっき殴られたやつ…





「大丈夫！雛に会えたから元気だよ！」




私がそう言うと、瑠衣はニコッと笑った





瑠衣「姉ちゃん馬鹿だけど本当に愛梨ちゃんが辛かったら力になってくれると思う、だから愛梨…辛い事我慢しないで」








そんな事、初めて言われた







「…ｸﾞｽｯ」



瑠衣「え！ごめん！俺生意気だったよね！！」





「…ｸﾞｽｯううん、瑠衣くんありがとう」




私はニコッて笑って見せた






瑠衣「…うん！」









私、瑠衣くんが好き。









雛「えー！なんで泣いてるの！？！？瑠衣が泣かせたのか！！！」









「…ふふっ」

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