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「ひぎゃああああああ!!!」
優馬「うるせぇ黙って手を動かせ」
「そんなこと言ったって…ぎゃあああああ!!」
私たちは何をしているかと言いますと
ゾンビを倒すホラーゲーム…
七瀬くんは私がゾンビ嫌いって言ったら
喜んでゲームの中に入ったのです
「…はぁ…ぁ」
優馬「おい、そんな疲れるゲームじゃねぇぞ」
「いやわかってるけど…」
さすがに…しんどかったぁ
優馬「じゃあ近くの喫茶店にでも行くか」
「え!ほんと!?」
やったあー!
優馬「おい、歩けるか?」
「歩けるわよ!」
優馬「はい」
出された手を私は
そこまで戸惑うこと無く握った…
不思議な気持ちが私の中を駆け巡る
「七瀬くん…」
優馬「名前で、呼んでよ今だけでも」
「…優馬」
優馬「そう」
「…」
なんで、最初に無理やり呼ばされた時は
死ぬほど嫌だった…
短期間で、ここまで心を開けたのは初めて
かもしれない。
「…案外、楽しかったわ」
優馬「そりゃ良かった」
「優馬って、モテそうだもんね…顔が」
優馬「顔がは余計だよ」
「ふふっ」
私、これじゃ…
七瀬くんのヒロインみたいじゃない…
―――ポツ
ザアアアアアアアアアアアアア
優馬「うわっ、降ってきたな」
「い、いきなり?!?!?!」
ど、どうしよう…喫茶店まで結構あるし…
優馬「俺ん家ここの近くだから、行くぞ」
「え?」
ぅええええええええええええええええええ?!?!
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琴音 - めちゃくちゃキュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年4月22日 18時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
セピカ - ドSイケメン降ってこないかな〜 (2020年7月19日 2時) (レス) id: 5c8a430d1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2020年5月20日 2時