【呪術廻戦】遺書を落とした日から特級同級生の様子がおかしい。【乙骨憂太】 (ページ11)

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次の日。

いつもより早めに目が覚めた私はのそのそとベットから起き上がり飲み物を飲もうと食堂へ向かった。

コップに水を注いで飲んでいると慌てた様子の乙骨がやってきた。

「…宵喰さん！！…良かった…今日はいつもより早起きだね。」

『お、おぉ。おはよう乙骨。…なんか用だった？』

「いや、用って訳じゃ…ほら、なんかあったのかなって心配でさ。」

はは、と息を切らしたまま苦笑いする乙骨。

…起きる時間知ってるの？とかそういうコメントしない方がいいよな多分。

そんな彼を尻目にもう一杯をグラスに注いでいると少し言いにくそうに乙骨が口を開いた。

「…あの…できたら、さ。出来るだけ外出する時とか僕と一緒に行かない？」

『え？…なんで。』

「なんでって…えっと…ほら、天与呪縛の件とかあるから、心配なんだ。」

だから…ね？と一見こちらに判断を委ねるような言葉を選びつつ、向けられる笑みには無言の圧力。

…これ実質一択じゃん…

『…良いけど。』

「良かったぁ…ありがとう宵喰さん！」

水を飲み終えると制服に着替えそのまま教室へ。

乙骨はその間ずっと一緒にいて、道中出会ったパンダに引っ張ってって貰った。

…ただ授業が終わり任務までの間も一緒。

乙骨の実践授業はどうしたのか聞いたら速攻で終わらせてきたらしい。

急に一緒に行動しだした私達に疑問を持った五条には、

「ねぇねぇ、憂太とAってさ、いつからそんなに仲良くなった訳？」

とか聞かれる始末。

任務も同行するとか言い出したので終わったら連絡する、と言ってとりあえずお留守番させた。

「…どうしたんですか乙骨君。」

そこまで一緒になった事がない補助監督の人ですら問いかけてきた。

相当普段の彼とは想像がつかない程変なんだろう。
というか実際私もそう思う。